[No.882] 2008/09/05 (Fri) 23:56
就職の条件
北京五輪の銀メダル獲得で、一躍話題の人となった太田雄貴選手。
フェンシングというマイナー競技ながら、彼の親しみやすいキャラクターと、
いわゆる「ニート」というカテゴリーの境遇への共感(?)から、
その「就職活動」をめぐっても、注目を浴びています。
日本フェンシング協会は、太田選手の就職問題について、
その条件として3カ条を発表し、企業側の対応を求めています。
1、東京がホーム
1、指導者も一緒
1、引退後も保障
4年後のロンドン五輪を見据えれば、競技環境が最優先ですが、
彼の人生はその後も続くのだから、「引退後の保障」も軽視できません。
この3カ条に、協会の太田選手への愛情を感じました。
私の業界もそうですが、何にしても、継続していくことこそが困難。
経済的な問題は、あまりにリアル、モチベーションにも影響していきます。
フェンシングというマイナー競技ながら、彼の親しみやすいキャラクターと、
いわゆる「ニート」というカテゴリーの境遇への共感(?)から、
その「就職活動」をめぐっても、注目を浴びています。
日本フェンシング協会は、太田選手の就職問題について、
その条件として3カ条を発表し、企業側の対応を求めています。
1、東京がホーム
1、指導者も一緒
1、引退後も保障
4年後のロンドン五輪を見据えれば、競技環境が最優先ですが、
彼の人生はその後も続くのだから、「引退後の保障」も軽視できません。
この3カ条に、協会の太田選手への愛情を感じました。
私の業界もそうですが、何にしても、継続していくことこそが困難。
経済的な問題は、あまりにリアル、モチベーションにも影響していきます。
[No.881] 2008/09/04 (Thu) 23:52
「いまの感覚に近い率直さ」
昨日に続き、朝日新聞朝刊に「私の好きな近江の君」が掲載。
「源氏物語の人々 2」は、『あさきゆめみし』でお馴染みの大和和紀。
コメディー的タッチを得意とする大和和紀のお気に入りは、近江の君です。
大和作品にも、ユーモアたっぷりの脇役たちが登場しますから納得。
貴公子たちの恋心を集める玉鬘と対照的に、こっけいな近江の君。
貴族社会の規範からは逸脱している近江の君は、でも存在感たっぷり。
「明石の尼君 明石の尼君」と念じてスゴロクに興じたり、
お姉さんの女御に、意味不明のおかしな和歌を贈ったりする。
「非常に私たちの感覚に近いです。」
光源氏世界の「まどろっこしい」部分に「突っ込みを入れたくなった」けれど、
「それを近江の君は代弁してくれています。」
大和和紀が描いた近江の君は、現代的な「ギャルっぽいイメージ」で、
「宮中の生活に我慢できず、庶民の生活に戻っていく」という創作を加えました。
そこから抜け出せない女たちの苦悩を描く物語において、
近江の君のその身軽な足どり、爽快な決断は、なんともおかしく、まぶしい。
「源氏物語の人々 2」は、『あさきゆめみし』でお馴染みの大和和紀。
コメディー的タッチを得意とする大和和紀のお気に入りは、近江の君です。
大和作品にも、ユーモアたっぷりの脇役たちが登場しますから納得。
貴公子たちの恋心を集める玉鬘と対照的に、こっけいな近江の君。
貴族社会の規範からは逸脱している近江の君は、でも存在感たっぷり。
「明石の尼君 明石の尼君」と念じてスゴロクに興じたり、
お姉さんの女御に、意味不明のおかしな和歌を贈ったりする。
「非常に私たちの感覚に近いです。」
光源氏世界の「まどろっこしい」部分に「突っ込みを入れたくなった」けれど、
「それを近江の君は代弁してくれています。」
大和和紀が描いた近江の君は、現代的な「ギャルっぽいイメージ」で、
「宮中の生活に我慢できず、庶民の生活に戻っていく」という創作を加えました。
そこから抜け出せない女たちの苦悩を描く物語において、
近江の君のその身軽な足どり、爽快な決断は、なんともおかしく、まぶしい。
[No.880] 2008/09/03 (Wed) 23:59
「年老いた女性にも優しい」
朝日新聞の朝刊に、「私の好きな光源氏 源氏物語の人々1」なる記事。
「年老いた女性にも優しい」と題し、作家の田辺聖子さんの談。
「1」とあるからには、これから連載されていくのでしょう。
確かに、光源氏の魅力は、だれに対しても優しいところ。
まちがって関係をもってしまった相手にも、落胆しつつも優しいのです。
田辺さんが注目するのは、葵の上の母大宮などにも優しいこと。
「おばあちゃん子」だったせいかもしれない、とします。
その情愛の深さゆえに、長編物語の主人公になりえたと言えます。
そういえば、源氏物語の登場人物たちには、「おばあちゃん子」が多い。
光源氏、紫の上、夕霧、雲居雁、匂宮、女一の宮……。
花散里も、夕霧の姫君を引き取って世話を焼いていたりするし。
子どもたちの養育に生きがいを見つけていく女たち、それが問題です。
登場人物の性格設定の細やかさ、それじたいが千年の生命の息吹です。
「年老いた女性にも優しい」と題し、作家の田辺聖子さんの談。
「1」とあるからには、これから連載されていくのでしょう。
確かに、光源氏の魅力は、だれに対しても優しいところ。
まちがって関係をもってしまった相手にも、落胆しつつも優しいのです。
田辺さんが注目するのは、葵の上の母大宮などにも優しいこと。
「おばあちゃん子」だったせいかもしれない、とします。
その情愛の深さゆえに、長編物語の主人公になりえたと言えます。
そういえば、源氏物語の登場人物たちには、「おばあちゃん子」が多い。
光源氏、紫の上、夕霧、雲居雁、匂宮、女一の宮……。
花散里も、夕霧の姫君を引き取って世話を焼いていたりするし。
子どもたちの養育に生きがいを見つけていく女たち、それが問題です。
登場人物の性格設定の細やかさ、それじたいが千年の生命の息吹です。
[No.879] 2008/09/02 (Tue) 23:52
「新コーチと息ぴったり」
不定期に連載されている、朝日新聞の「真央らしく」が登場。
「新コーチと息ぴったり」と題して、タラソワコーチと組む新タッグについて。
8月末に来日したタラソワコーチに指導を受ける浅田真央の写真も。
コーチ不在で世界チャンピオンとなったことも異例ならば、
モスクワを拠点とするタラソワコーチには、毎日見てもらえるわけでなく、
そういった師弟関係も、通常のかたちではありません。
しかし、コーチ不在で世界選手権を闘い、コーチの必要性を実感。
「コーチは絶対に必要です。自分をプッシュしてもらいたいからです。」
愛知では一人で練習するけれど、10月にはモスクワに行くとか。
世界女王の今年のテーマは「挑戦」、そこに驕りはありません。
「もう1回、一から新たな気持ちで臨みたい。」
五輪プレシーズンに試したい「挑戦」は「目白押し」だとあります。
報道では、トリプルアクセルからの連続ジャンプも練習中。
難易度の高い必殺技も、中野友加里が精度をあげてきていますし、
全米女王のミライ・ナガスも、練習ではクリーンに決めていると聞きます。
負けず嫌いの浅田真央なら、驚異の連続ジャンプも完成させるかも。
ロシア式の練習で鍛錬しながら、浅田真央は更なる高みを目指します。
「新コーチと息ぴったり」と題して、タラソワコーチと組む新タッグについて。
8月末に来日したタラソワコーチに指導を受ける浅田真央の写真も。
コーチ不在で世界チャンピオンとなったことも異例ならば、
モスクワを拠点とするタラソワコーチには、毎日見てもらえるわけでなく、
そういった師弟関係も、通常のかたちではありません。
しかし、コーチ不在で世界選手権を闘い、コーチの必要性を実感。
「コーチは絶対に必要です。自分をプッシュしてもらいたいからです。」
愛知では一人で練習するけれど、10月にはモスクワに行くとか。
世界女王の今年のテーマは「挑戦」、そこに驕りはありません。
「もう1回、一から新たな気持ちで臨みたい。」
五輪プレシーズンに試したい「挑戦」は「目白押し」だとあります。
報道では、トリプルアクセルからの連続ジャンプも練習中。
難易度の高い必殺技も、中野友加里が精度をあげてきていますし、
全米女王のミライ・ナガスも、練習ではクリーンに決めていると聞きます。
負けず嫌いの浅田真央なら、驚異の連続ジャンプも完成させるかも。
ロシア式の練習で鍛錬しながら、浅田真央は更なる高みを目指します。
[No.878] 2008/09/01 (Mon) 23:54
「落雁と世界女王」
朝日新聞が発行する、『暮らしの風』という月刊の小冊子があります。
思いがけず、その誌面に浅田真央の記事を見つけました。
「スポーツフィールド 朝日新聞スポーツ記者のコラム」というコーナー。
スポーツ記者の坂上武司さんのコラムです。
タイトルは、「落雁と世界女王 浅田真央のお気に入り」。
テレビ番組でも、栗落雁が大好き、という話は聞いていました。
坂上さんがインタビューした際にも、彼女が持参していたというのです。
落雁というお菓子は、まあ、一般的には女子高生らしくない好み。
浅田真央も、ケーキやアイスクリームが食べたいにちがいないのだけれど、
体重管理を徹底しなければいけない競技、節制のためには、
伝統の和菓子、落雁がカロリー的にちょうどいい。
「一かけらの落雁は、フィギュアにかける浅田の思いの結晶に見えてしまう。」
抑制された欲望の果てに、輝く栄光が待つ……。
思いがけず、その誌面に浅田真央の記事を見つけました。
「スポーツフィールド 朝日新聞スポーツ記者のコラム」というコーナー。
スポーツ記者の坂上武司さんのコラムです。
タイトルは、「落雁と世界女王 浅田真央のお気に入り」。
テレビ番組でも、栗落雁が大好き、という話は聞いていました。
坂上さんがインタビューした際にも、彼女が持参していたというのです。
落雁というお菓子は、まあ、一般的には女子高生らしくない好み。
浅田真央も、ケーキやアイスクリームが食べたいにちがいないのだけれど、
体重管理を徹底しなければいけない競技、節制のためには、
伝統の和菓子、落雁がカロリー的にちょうどいい。
「一かけらの落雁は、フィギュアにかける浅田の思いの結晶に見えてしまう。」
抑制された欲望の果てに、輝く栄光が待つ……。





