Beautiful World

降っても晴れても

金木犀

9月最後の日、金木犀がほのかに香っています。
この香り、とても好きです。

20061001000132

オレンジ色の小さな花も、かわいい。
花言葉は、「初恋」「謙虚」。
中国では、「桂花」と呼ばれているのだそうです。
月の世界から地上に伝わった仙木とされているのだとか。
銀木犀よりも匂い立つということですが、銀木犀、見たことがありません。
写真で見ると、金木犀よりも清楚で、大人っぽい感じ。

「きんもくせい」より「キンモクセイ」より、断然「金木犀」がいい。
「ヒガンバナ」より「彼岸花」だし、「マンジュシャゲ」より「曼珠沙華」。
「さくら」でも、「サクラ」でも、「桜」でも好き。
「うめ」より「梅」。「モモ」より「もも」「桃」。
「たんぽぽ」「タンポポ」と「蒲公英」は、ちがう花みたい。
「ひまわり」「ヒマワリ」よりも、やっぱり「向日葵」。
「キキョウ」「ききょう」はイヤで、しっとりとした「桔梗」がきれい。
「薔薇」は難しいから、「ばら」「バラ」?

曼珠沙華/彼岸花

道路脇の植え込みに、曼珠沙華を見つけました。
近所のTSUTAYAの前の植え込みの、雑草の中に。

20060930011843

交通量のそれなりに多い道路の脇で、真っ赤な花を咲かせている曼珠沙華。
お向かいのお宅に咲いている曼珠沙華の種が、飛んできたのかもしれません。

「曼珠沙華」は「彼岸花」の別名で、「天上の花」という意味。
吉兆として、天から赤い花が降ってくると、仏教の経典に見える、
サンスクリット語なのだそうです。

開花期間は一週間程度。ちょうど秋のお彼岸のころに咲くので、
彼岸花は、あの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花でもあります。
花のある時期には葉がなく、葉のある時期には花がないという特徴から、
「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」と呼ばれることもあります。

この花を摘んではいけないという迷信は、
真っ赤な色が火事を連想し、縁起がわるいからとのこと。
毒をもっていることとも関係あるのでしょうか。
死人、仏さまの花だからとも言われるようです。
彼岸花/曼珠沙華は、禁忌性を帯びた花なのでした。

あざやかな赤い花がすっくと伸びて、何とも妖しげ。
埼玉県日高市の曼珠沙華の名所・巾着田でも、今が盛りのようです。
TSUTAYAの前の雑踏では風情がありませんが、いつか、
巾着田の真っ赤な絨毯のように群生する曼珠沙華を見たいと思います。

シールを買う

最近よく買うようになったのは、シール。

20060928234351

子どものころ、かわいいシールを集めるのがクラスで流行って、
いろいろと買い集めては友だちと交換したりしたこともありましたが、
当時とくらべても、頻繁に買っています。

もちろん、自分で集めて楽しんでいるわけではなく(いえ、楽しいけど)、
中学校、高校の定期試験や小テストの優秀者に貼ってあげるためですよ。
小テスト(古語単語)ともなれば毎週あるので、
季節に合ったものを用意しておくのは、けっこう大変なのです。
文房具売り場をハシゴしたりして、ヴァリエーションを確保。
学年やクラスにもよりますが、単純に喜んでくれたりします。
ラメの入ったキラキラしたものが好評なのは、女の子だからかしら。

靴を買う

秋になって肌寒くなり、しかも、雨が降ったりすると、
さすがに夏のミュールはもう履けません。
秋らしいパンプスがほしくなりました。
週末には大学の研究会に顔を出すことになっているし、学会も近いし、
そろそろ、新しい靴を買いたいと思っています。

でも、靴を買うのはけっこう大変なのです。
地元の百貨店で購入しようとすると、サイズがなかなかありません。
気に入った靴について尋ねても、たいていが「そのおサイズは品切れです」。
それを何回か繰り返して断念し、電車に乗って買い物へ出かけることに。
小さいサイズは僅かしか入荷せず、すぐに売れ切れてしまうのだとか。
だったら、もっと発注すればいいのに?
店員さんいわく、需要の多い都心のお店にならあるとのこと。

22,5センチって、そんなに小さいですか?
かといって、スモールサイズというわけではないので、面倒なのです。
友だちは24センチとか履いていますから、やはり普通より小さいのかな。
サイズがなくて、ほしかったデザインをあきらめることもしばしば。
靴を買いに行くのは、だから、最初からシンドイし、憂鬱でもあります。

洋服でも、既製服に身体を合わせるのは大変。
そういう心配をしなければならないことが、ひどくコンプレックス。
バッグを買うのが好きなのは、その気苦労がないからです。

ファッション誌を買う

ファッション誌を買うことは、ほとんどなくなりました。
私はあまりおしゃれではありませんし、流行の先端を追うこともないのです。
デパートの売り場を歩くだけでも、新聞の雑誌広告を見るだけでも、
流行の色やアイテムは最低限チェックできます。

大学生や院生のころは、毎月ではなくても、雑誌を買って読んでいました。
見当ちがいな格好はしていたくなかったので。
とはいえ、雑誌のモデルさんの真似をするわけでもないし、できないし。
自分に似合うものを、無理せず、さりげなく着こなしているのが素敵。

ファッション誌をあまり読まなくなったのは、
学生でもなく、オフィス街に通勤するOLでもないという、
私の現在の境遇には似合わないから。
あんな華やかなスタイルでは、教壇に立てませんもの。
ファッションも、生活スタイルも、雑誌のなかの女の子とはあまりにちがう。
きっと、その隔たりが原因なのだと思います。
そのなかにいたかもしれない可能性をどこかで放棄してきて、
逆にいえば、今、自分の立つ場所がある、ということでしょうか?
おしゃれにしても、生活スタイルにしても。

「あのさよならにさよならを」

つま恋ライブの最大のサプライズは、中島みゆきの登場だったようです。

華原朋美の「あのさよならにさよならを」は、その中島みゆきの作詞・作曲。

あのさよならにさよならを あのさよならにさよならを
華原朋美 (2006/07/05)
ユニバーサル・シグマ

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 思い出さなくていい後悔や悲しみが
 私たちを迷わせる
 約束を交わしましょう 今からの日々のため
 あのさよならにさよならを送りましょう
 嘆いてる時間などないから
 (華原朋美「あのさよならにさよならを」♪)


朋ちゃんの最近の曲は、どれも失恋をうたっていて、痛くて、悲しい。
私たちは、朋ちゃんの過去の恋愛を知ってしまっているから、
リアルな思い出を共有して聴いていると、ヒリヒリ、ズキズキ。
意味深な歌詞は、朋ちゃんの力強い歌声にのって、
過去と未来を語り出すのです。

つま恋ライブ

昨日23日、まだ夜の明けきらないうちに出発して、
同行者に連れられ、吉田拓郎・かぐや姫のつま恋ライブに行ってきました。

20060924235450

チケット購入者の平均年齢は、49歳なのだとか。
31年前の伝説をリアルタイムで経験している世代は、
そうでない世代とは明らかにちがう、特別な思い入れがあったようです。
彼らの「ハチクロ」時代のシンボルが、そこにあったのでしょう。
同じ時代と世代を生きた者しかわからない空気、異様なテンション。
それを共有しきれない違和感が残ったのは、仕方がアリマセンね。

帰りの深夜バスでは、あまり眠ることもできず。
東京駅から始発電車に乗り、早朝6時過ぎに帰宅。
新宿、吉祥寺、国分寺とすすんでいく間に、
しだいに空が明るくしらみ、淡い水色に変化していくのと同時に、
疲れていた精神も、現実世界に引き戻されるようでした。
とはいえ、疲労した身体はそうはゆかず、
お風呂に入って、朝食を少し食べて、午後までぐっすり。
およそ24時間の異郷訪問でした。

やめられない

この年齢になっても、キャラクターものは大好き。
さすがにむやみやたらに買いあさることはなくなりましたが、
どうしてもやめられないのは、これ。

ハローキティBOX ご当地キティ完全カタログ 通常版 ハローキティBOX ご当地キティ完全カタログ 通常版
限定キティ保護者会 (2005/12/08)
講談社

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国民的アイドルといえば、やっぱりキティちゃん!
ご当地キティは、何とも魅惑的なアイテム。
そのヴァリエーションの豊富さに、購買意欲をかきたてられるのです。

メイクは誰のため?

私はあまり化粧品にもメイクにも関心のない人で、
たぶん、同世代ではこの方面にお金をかけていないと思います。
化粧品には疎くても、デパートでお姉さんに説明して貰うのは苦手。
いろいろ付属品まで勧められるのも、厄介です。
雑誌の化粧品解説のページは、あまり読みません。
たくさんの商品が掲載されすぎていて、もうわからないから。
そこで、唯一、化粧品選びのヒントになるのは、CMです。
CMキャラクターの女優さんに左右されたりして、
ファンデーションや口紅を選んだりします。

最近、その化粧品のCMが気になります。
以前はそうではなかったと思うのですが、
女優さん、モデルさんとともに、男の人が登場するようになりましたよね?
彼女が彼を挑発したり、されたり、短い恋のかけひきが展開されて。

つまり、メイクは自分自身を装うため、ではなくて、
男性へのアピール、と大きく宣伝されているわけです。
メイクは恋をゲットするためのテクニック、と言わんばかり。
もちろん否定はしませんが、そうですか?
私は私自身を美しく(?)、心地よくさせてあげたいから、
きれいになりたい、とほんの少し欲望してみます。
いえ、気合い入れてメイクしているわけではありませんけど。

『後宮』

古典作品『とはずがたり』を翻案した少女漫画です

後宮 1 (1) 後宮 1 (1)
海野 つなみ (2006/05/12)
講談社

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後宮 2 (2) 後宮 2 (2)
海野 つなみ (2006/09/13)
講談社

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大和和紀『あさきゆめみし』を大ヒットさせた、講談社があらたに送り出した作品。
ヤングレディースコミック誌『Kiss』に連載中です。
後深草院二条の『とはずがたり』は、鎌倉時代の女流日記文学。

表紙をご覧になってわかるように、女性の眉が太く描かれています。
当時のお化粧の実際からすれば、これはもちろん正しい。
『あさきゆめみし』の現代風の細い眉は、実はまちがっているわけです。
平安時代の風俗を知らない読者の少女にとって、
どちらが感情移入しやすいか、という選択であったのだと思います。

二条のうちとけた会話や心中思惟は、京ことばで表現されます。
これも、今までの古典コミックにはなかった試みかもしれません。

現代京ことば訳 源氏物語〈1〉桐壺‐明石 現代京ことば訳 源氏物語〈1〉桐壺‐明石
中井 和子 (2005/06)
大修館書店

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最近の方言ブームもあるし、こういった作品の影響もあるのでしょうか。
作者の海野つなみさんは、兵庫県のご出身のようです。

 実際に どのくらい 愛されているかなどわからへん
 大切なんは 愛されていると 思えるかどうかなのや
 (海野つなみ『後宮』1)


標準語しか話さない私には、変なリアリティーが感じられます。

『「源氏物語」を〈母と子〉から読み解く』

原稿の校正に追われながら、連休中に読んでいたのは、この名著

『源氏物語』を“母と子”から読み解く 『源氏物語』を“母と子”から読み解く
鈴木 裕子 (2005/01)
角川書店

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現在はおもに宇治十帖について考えることが多く、
母と娘の関係から読む視点は、とても参考になります。
抱えているテーマとも、深く関わっていることもわかり、
まだまだ全体的な構造は見えてきませんが、
とりあえず、大ざっぱな方向性の一端は見えてきたように思います。
ただ、ほかのベクトルも見失わないように気をつけなければ。

思えば、源氏物語には幸福な親子関係は、ほとんどありません。
そこにあるのは、支配、所有、葛藤、嫉妬。
しばしば娘の結婚問題において明らかになる、そうした関係性の歪み。
論者の言う、「浮舟の母殺し」は衝撃的でしたが、
父性よりも母性のほうが複雑で、
一筋縄では理解できないのかもしれません。
ましてや、子どもが娘なら尚更のこと。
ある程度の年齢になると、母娘は微妙に女どうしの間柄にシフトする。
女どうしって、姉妹でも、友だちでも、なにかとタイヘンでしょ?
男どうしのように青春ぶっているわけにはゆかないし。

うれしいニュースもありました
嗚呼、でも、秋の休暇が終わってしまいました。

秋が来た

昼間はまだ蝉が名残惜しく鳴いていましたが、
夕方になれば、主役は秋の虫。
半袖では少し肌寒い季節になりました。
ベランダから見た夕暮れの景色は、こんな色合い。

20060919002030

台風の被害も甚大だったようですね。
東京も曇りがち、ときどき雨でした。
最近、携帯に災害用伝言板がしばしば設置される気がします。
2006年のカレンダーも残りわずか。
せめて、これ以上の災害、事故のない、平穏な毎日でありますように……。

検索キーワード

当ブログにも、ありがたいことに、毎日十数人の訪問者がおいでになります。
たいていはリピーターの方々、常連さんのようなのですが、
毎日の検索キーワードもいろいろです。

夏休み終盤には「読書感想文」。
まだまだ、この宿題の定番がすたれていなかったことが判明。
書き上がったものがアップされているのを期待されていたのかな?
第10巻の発売、アニメの最終回が重なって、「ハチクロ」も急に増えました。

そして、ここ数日は「ミシェル・クワン」がダントツ。
浅田姉妹のコーチがクワンも指導していた実績があったこと、
クワンがデンバー大学に進学して、
今季は競技会に出ないと発表したこと、
チャンピオンズ・オン・アイス日本公演に参加しなかったことなど、
話題が重なったからでしょうか?

でも、うれしいです。
次々に若く新しいスターが登場する女子フィギュアですが、
ミシェル・クワンというスケーターがいたことを忘れないでいてほしいから。
メダルをいくつ持っている、何回優勝したという記録ではなくて、
ミシェル・クワンのあの演技、滑りを記憶していてほしいと願っています。

それっぽっちの条件

3連休の初日といっても、何も楽しいことはなく。
街では結婚式に向かう、ドレスアップした女の子を数人見かけました。
そろそろブライダルシーズンですものね。
でも、おごそかに挙式をあげて、神さまの御前で誓い、
たくさんの列席者に祝福されて結婚することが、
私にはなぜか、とても奇跡的なことのように思えてなりません。
どのカップルだって、紆余曲折あり、山あり谷あり、だったはず。

 「自分の一番好きな人が」
 「自分の事を一番好きになってくれる」
 たったそれっぽっちの条件なのに
 どうしてなの 永遠に揃わない気がする
 このままずっと ずっと
 (羽海野チカ『ハチミツとクローバー』2)


ハチミツとクローバー (2) ハチミツとクローバー (2)
羽海野 チカ (2002/08/19)
集英社

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ましてや、ようやく「それっぽっちの条件」が揃っても、
それを維持するのは、もっともっと困難でしんどい。
「えいっ!」と決めるタイミングを揃えるのは、もっともっともっと。

これはリアルな感慨ではなくて、ふと、思っただけですけれどね。

プードルケーキの誘惑

今朝の朝日新聞「逸品ものがたり」に、
柏水堂のプードルケーキが紹介されていました
神田神保町にあり、三島由紀夫や太宰治も通った老舗だとか。
岩波ホールの交差点のすぐ近く。
何度も歩いたことのある商店街ですが、
気にかけたことはありませんでしたね。残念。

実はここ、今、若い女性にひそかなブームなのですって。
なぜかと言えば、約20年前から販売されている「プードルケーキ」が、
あの『ハチクロ』に登場したから。
「藤原デザイン」であゆが食べた、あれです。
野宮が何も言わずに鳥取に行ってしまったことを知って、
呆然とした、あのときです。

ハチミツとクローバー (6) ハチミツとクローバー (6)
羽海野 チカ (2004/05/19)
集英社

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真山を好きなあゆ。真山はリカさんが好き。
あゆを見守り、揺さぶる野宮。
このあたりから、三人の片思いが動き出します。

 自分の幸せを願うということは
 自分じゃない誰かの不幸を願うことと
 オモテウラのセットになっている時があって
 だとしたら じゃあ私は
 いったい何を祈ればいいんだろう
 (羽海野チカ『ハチミツとクローバー』6)


当初、「鉄人」と呼ばれていたあゆが、
後半になって泣き虫になり、ウジウジとしている点についても、
掲示板などでは批判も多く見かけます。
でも、それは、野宮という支えを得たあゆの自然な甘え。
もう苦しい片思いに一人で肩肘張って、
「鉄人」である必要がなくなったということでしょう。

次に神保町に行ったら、「プードルケーキ」に会いたいと思います。
食べちゃいたいくらい、かわいい!

社会人講座

今週で、大学で担当している社会人講座が修了しました。
私が担当したのは、夏期集中講座・全3回です。
毎回テーマを決めて、源氏物語を解説していくのですが、
顔なじみの受講者もいて、だいぶ馴れてきました。

今回は、源氏物語の多くの女たちの中でも、
藤壺や紫の上といった正統派の女主人公たちではなく、
貴族的な美意識や規範、秩序から逸脱した女たちを取り上げました。
近江の君、鬚黒北の方、雲居の雁。
いわゆる「玉鬘十帖」を中心に読んだことになります。
彼女たちは脇役ながら、それぞれに強烈な個性を放っているわけですが、
すべてが逸脱しているのではなく、美的な、普通の女の面をもっていること。
そのあたりの微妙な両義性を考察しました。

受講者は、私の両親世代よりもやや上から、退職後の祖父母世代。
土地柄もあってか、教養の高い方たち。
古典や歴史に対する関心も深く、質問も出ます。
おしゃべりの多い学生相手よりも、こちらも気持ちよく話せます。
彼らは大学でいくつかの講義を受けていて、
明日は早稲田で平家物語、来週は鶴見でまた源氏物語と、
あちこちの講座をはしごしている、聞き上手
それにしても、充実した老後を送っていらっしゃいますよね。
時間、経済的余裕、体力、気力と条件がそろわなければ、
なかなかできないのではないかしら?

『恋愛は少女マンガで教わった』

最近は、半ば仕事で読んでいる少女漫画。
はじめて読んだのは、たぶん小学校に上がったころ。
大和和紀『はいからさんが通る』(講談社)でした。

程度の差こそあれ、女の子にとって、少女漫画は人生のバイブル。
とりわけ、恋愛の。

恋愛は少女マンガで教わった 恋愛は少女マンガで教わった
横森 理香 (1999/10)
集英社

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王子さまはそう簡単に現れないし、ましてや自分を選んでくれるとは限らない。
そんな現実の厳しさだって、女の子たちはわかっている。
紅緒みたいな「ちんくしゃ」で「じゃじゃ馬」では実際は困る。
『ベルサイユのばら』みたいなドラマは起こらないし、
『エースをねらえ!』の岡ひろみや『ガラスの仮面』のマヤみたいな才能もない。
何気ない日常の中で出会うことは、ありふれている。
でも、それがわたしの生きる世界だと思えば、少しさみしい。
ほんの少し、自分が誰かに選ばれることを期待してみたい。
少女漫画は、現実から少しだけ逸脱した、ちょっとした非日常的世界でもある。

 少女マンガ黄金期の名作の数々を読んでみて、
 全体を通して浮かびあがってくるのは、
 「白馬の王子様」と「足長おじさん」願望である。
 (横森理香『恋愛は少女マンガで教わった』)


いがらしゆみこ『キャンディ キャンディ』(講談社)が、その典型だとか。
賛否両論のあった『ハチクロ』のはぐちゃんと修ちゃんの結びつきを、
『ハチクロ』ファンのよしもとばななは、
「はぐちゃんがキャンディみたいな選択をして驚いた」と。

経済的にも精神的にも、知的にも、修ちゃん先生なら、
はぐちゃんにとって頼りになる「王子様」だし「足長おじさん」か。
いちばん近くで見守ってくれていた人に寄り添っていくのは、
ある意味でもっとも自然であるし、居心地もよいのでしょうね。
はぐちゃんの森田さん、キャンディのテリー。
好きだけれど、だからこそ離れて、その生き方を見つめていく絆。
いっしょに生きていくのは、安心できる大人の男性。
結末に違和感を覚えた読者は、そこにはぐちゃんのずるさを感じたようです。

別に私に「ずっと見てる」人がどこかにいるわけではありませんが、
なんとなく、はぐちゃんやキャンディの選択は理解できるのです。
ずるいとも、打算的とも、思わない。
そこには、私の(乏しい)恋愛観が影響しているらしい。
ええ、自分が夢見がちなことも、
被庇護願望があることも自覚していますよ。

国文学者・塙保己一

今日は、塙保己一(はなわ ほきいち)の1821(文政4)年の忌日。
塙保己一は、江戸時代の国学・国文学者。
『群書類従』の編纂者として知られています。

現在の埼玉県本庄市児玉町に生まれ、
幼少の頃から視力が弱く、7歳のとき失明。
寛政5年(1793年)、幕府に願い出て和学講談所を開設。
記録や手紙などの様々な資料を蒐集し、編纂したのが、『群書類従』です。
『群書類従』は、塙保己一がその生涯をかけて取り組んだ偉業でした。
貴重な記録・文学作品等の古典籍が広く活用されることなく、
各所に放置され散逸していく実態を嘆き、
数多くの文献を集めて分類・整理して、
670冊の版木本として41年間にわたり刊行し続けたのです。
歴史史料の編纂にも力を入れて、
この『史料』編纂の事業は東京大学史料編纂所に引き継がれ、
現在も『大日本史料』として出版され続けています。
埼玉県が生んだ偉人として、今も讃えられている所以です。
塙保己一が残した数千冊にのぼる書物は、
日本文学や日本史を研究する上で、貴重な資料です。

加えて、盲人としても、寛政7年(1795年)には盲人一座の総録職となり、
文化2年(1805年)には盲人一座十老となっています。
意外なエピソードは、彼があのヘレン・ケラーの尊敬する人物だったこと。

塙保己一とともに―ヘレン・ケラーと塙保己一 塙保己一とともに―ヘレン・ケラーと塙保己一
堺 正一 (2005/09)
はる書房

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ヘレン・ケラーは、盲目でありながら偉業をなしとげた塙保己一を、
人生の手本・目標としていたというのです。
1937年、ヘレン・ケラーが初めて来日したとき、
塙保己一のブロンズ像や和学講談所で使っていた机に触れ、
次のように述べています。

 子どものころ、塙先生は私が手本とすべき人物だと、
 母が話してくれました。この地を訪問し先生の像に触れたことは、
 今回の来日中もっとも意義ある出来事です。
 この使い古した机とうつむき加減の像に触っていると、
 先生への尊敬の念がいっそう増してきます。
 先生の名前がかならずや、水の流れのように、
 世代から世代へと受け継がれていくだろうと信じます。
 (堺正一『塙保己一とともに―ヘレン・ケラーと塙保己一』)


世界的な偉人であるヘレン・ケラーは、
日本の身体障害者福祉法制定にも寄与しました。
彼女の名前や人生は、きっと誰もが知っています。
その彼女を支えていたのは、実は日本の学者だったのです。

埼玉県児玉町内の雉岡城跡公園内には、塙記念館があり、
貴重な資料を見ることができるそうです。
「奇跡の人」の尊敬した日本人のことを、もっと知ってみたくなりました。

斎藤くんの生きる道

プロ入りか、メジャーか、などと注目を浴びていた斎藤くん、
当初の意志を貫き、進学希望を表明しました。
がっかりしている関係者も多いかもしれませんが、
大人の思惑に惑わされることなく、
文武両道の目標を揺るぎなく見定めたのも、
やはり彼は冷静だった、ということなのでしょう。
浮ついていたのはマスコミだけ。

夕方の各局のニュース開始と同時に始まった会見。
進路決定の報に、安藤優子や小宮悦子もなんとなく嬉しそう。

私はプロ野球はおろか、大学野球のことは何も知りませんが、
やはり、大学時代にはそのときしか経験できないこともある。
「勉強はいつでもできる」とは言いますが、
その年齢でしか学べない、感じられないこともある。
野球以外の面においても、伸びしろを発見できる4年間になるはず。
「自分はまだ未熟」と素直に言える時間は、きっと貴重なのです。

彼の身体も精神も成長させるために、周囲も冷静に見守らなくては。
斎藤くんの生きる道を。

この箱を全部開けたい

しつこく、今日も『ハチクロ』から。

はぐちゃんの修ちゃんへの思いは、このあたりから鮮明に。
怪我をするより前から、実は意識していたパートナーだったのです。

ハチミツとクローバー (9) ハチミツとクローバー (9)
羽海野 チカ (2006/07/14)
集英社

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 やってみたい事がたくさんある
 創ってみたい物が果てしなく散らばっている
 新しい箱を開くたび たくさんの「?」が飛びだしてくる

 私はそのひとつひとつ つかまえて格闘し 味をたしかめて飲み下し
 名前をつけて あるべき場所に還していく
 そのくり返し そのためのぼう大な時間

 この箱を全部開けたい でも全部明けるには人間の一生は短すぎる
 人生が400年あればいいのにと 仕方のないことを考えてしまう

 人ひとりの人生では 開ける箱の数に限界がある
 でも 一緒に戦ってくれる人がいれば……

 口にしては だめ
 ずっと一緒に 戦ってくださいとは……
 彼には彼の 人生がある
 私には 私には それを奪う 権利はない
 (羽海野チカ『ハチミツとクローバー』9)


はぐちゃんが迷っていたのは、ためらっていたのは、
大好きな修ちゃんの大切な人生を奪ってまで、
成し遂げるべきことって何なのか、ということ。
10巻で真山の言う「本能のジャッジ」を待っていたのかもしれない。
はぐちゃんをまるごと受けとめるための、捨て身の覚悟なんて、
修ちゃんにはとっくにできていた、はずです。

さて、私にも「開けたい箱」があるのかしら?

ここのところ、その捜索に四苦八苦していた感がありましたが、
難産の末、どうにか、ようやく一つ、見つかりそうな気がしています。
小さな箱一つくらいなら、自分一人でも開けられる?

私の雨

またまた『ハチクロ』の話。

修ちゃんを選んだ、はぐちゃん。
究極の逆プロポーズとともに、このモノローグにとても揺さぶられました。

 雨が好きだ 世界の輪郭がぼんやり煙って
 私も一緒にすいこまれそうになる

 修ちゃんの部屋が好きだった
 本の匂い スケッチブックと絵の具のついた戸棚…

 雨の音が好きだ すごく落ちつく
 まるで やさしく手当てしてもらってるみたい
 山も木も草も屋根も そして 私も…
 ああ そうだ 雨だ 修ちゃんは雨に似てる
 姿を見るだけでほっとする… 泣きたくなってしまう
 
 迷子になると いつだって かならず捜しに来てくれた
 いつだって やさしく手を差しのべてくれた
 その手は いつもあたたかかった

 そうだ 修ちゃんは きっと 私の雨だ
 一緒にいると 深く息ができて
 草や木みたいに ぐんぐん のびてゆけそうな気がする

 いつも 困ったような顔でやさしく笑う
 私の だいじな だいじな ひと
 (羽海野チカ『ハチミツとクローバー』10)


修ちゃんへの依存から脱皮できないはぐちゃんに批判もあったけれど、
弱さを弱さとして抱え、守られていくのは、そんなにいけないこと?

世界をうるおす雨を優しく感じるか、攻撃的に思うかは、
それぞれの体験でけっこう分かれるかも、ね。

あなたの人生を私にください

『ハチクロ』の第10巻が緊急発売されました。
パステルな表紙の中央には観覧車が!

ハチミツとクローバー 10 (10) ハチミツとクローバー 10 (10)
羽海野 チカ (2006/09/08)
集英社

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はぐちゃんは、絵を描き作品をつくる右手の神経を損傷し、
それでも、「描く」ことを諦めませんでした。
それが「生きる」ということだから。

真山が言うように、はぐちゃんは森田さんを好きだったのでしょう。
でも、二人が結ばれることは互いの「才能」を生かすことにならない。
はぐちゃんが選んだのは、修ちゃん先生でした。
小さなころから見守り、手をさしのべてくれた修ちゃん。
私たちの思う恋とはちょっと異なる結びつきではあるけれど、
「開けたい箱」を全部開けるために、一緒に闘ってくれる人は、
はぐちゃんにとって、庇護者であり、指導者である修ちゃんしかいない。

 あのね お願いがあるの
 修ちゃんの人生を私にください
 ごめんね 返せるかもわかんないのに こんな事 言って
 でも でも… 私 描きたいの ずっと
 だから 一緒にいて 最後の最後まで

 いいよ…… 返さなくていいよ 全部やるよ
 (羽海野チカ『ハチミツとクローバー』10)


はぐちゃん、これって逆プロポーズよね?

はぐちゃんのリハビリのために、大学を休職した修ちゃん。
「学校の亡霊」のように、過去の記憶の中に生きてきた修ちゃんが、
ようやくそこから解放されて、新しい人生に踏み出す。
はぐちゃんの「描きたい」思いが、修ちゃんを本当に、
原田の死という呪縛から「卒業」させるわけです。
はぐちゃんを支え、救うことが、修ちゃん自身を「生かす」こと。
竹本くん、はぐちゃんの「卒業」と、修ちゃんの遅延された「卒業」。
彼らの新しいスタートが重なった、ラストの春でした。

あなたの人生を私にください……究極の愛の告白だと思います。
全部やるよ……至上の愛の体現だと思います。

ミシェル・クワンの生きる道

去就が注目されていたミシェル・クワン。
学業を最優先し、今シーズンは競技会に出場しないことを表明しました。

臀部を手術し、そのリハビリに4ヶ月かかることもあり、
(以前はUCLAの学生だったのでしたが、退学して?)
コロラドのデンバー大学で政治学を学ぶそうです。

Michelle Kwan My Special Moments: My Special Moments Michelle Kwan My Special Moments: My Special Moments
Michelle Kwan (2001/11)
Hyperion (Juv)

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来シーズン以降についてはまだ未定ということです。
残念ですが、ゆっくり怪我を治療して、
充実した学生生活を送ってほしいと思います。
迷いも苦悩もあったかもしれないけれど、
それが彼女の決断ならば。

長野オリンピックのころから、
クワンは大学進学を希望し、勉強したいと言い続けていました。
スケートは50歳まで続けることはできない。
学問は一生のことだから大事、と。

NHKソルトレークオリンピックのテーマソングを思い出しました。

 I′m going my way 思う道を 心を開き歩き出そう
 果てなく続くストーリー 描いた夢は誰にもはかれやしない
 Just going my way 思う道をあなたは ただ進めばいいの
 果てなく続く夢は 小さな星を廻し続けてる きっと
 (MISIA『果てなく続くストーリー』♪)


オリンピックの金メダルは、いつも指先からすりぬけていく。
でも、クワンはまだ滑り続けています。
競技会の第一線からは遠ざかってしまっても。
メダルの色なんて、もう問題ではなく。
たとえ頬に涙がつたっても。
背筋を伸ばして氷上に立ち、凛と微笑むことが、女王である証。

それが、ミシェル・クワンの生きる道。

『Tira mi su〜だから私はがんばれる!〜』

新宮さまご誕生で祝賀ムード一色の一日。
この人も慶祝の舞を披露していました。

Tira mi su―だから私はがんばれる! Tira mi su―だから私はがんばれる!
荒川 静香 (2006/09)
角川書店

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荒川静香が初エッセイを発売しましたので、さっそく購入。

 オリンピックの衣装について
 ニコライからフリープログラムの衣装は、
 「青がイイ」というアドバイスをもらいました。
 それは、8年前の長野オリンピックで
 タラ・リピンスキー選手が青い衣装で金メダルを、
 そして4年前のソルトレークシティー・オリンピックでは
 サラ・ヒューズ選手が水色の衣装で金メダルを取っていたからでした。
 ラッキーカラーというのでしょうか。
 そして今回は私が青と水色の衣装で……。

 終わった直後、ニコライから「ほらね、言ったとおりだろ」って(笑)。
 (荒川静香『『Tira mi su〜だから私はがんばれる!〜』 )


衣装の色は青がいい、というのは、過去のジンクスから、
いろいろな人が指摘していましたね。
ハンカチ王子ならずとも、青は幸せの色だったのです。
(あの人だって、長野では水色のコスチュームだったのに……。)

タイトルの『Tira mi su』は、彼女の愛犬の名前。
お菓子の名前でもありますが、英語にすると『raisu me up』。
EXナンバーの『You Raisu Me Up』にちなんで。
そして、「私を元気にして」という意味です。

水色のカーディガンでも着てみようかな。
何はともあれ、やはりラッキーカラーは青!水色!
私を元気にして!

大人の男?

片思いの切なさ100%で話題の『ハチクロ』でしたが、
私が興味をもったきっかけは、深夜アニメ。
偶然見た回で、真山のセリフに感動したからでした!

就職しても、学生時代の風呂なしアパートに住む真山。
竹本くんに「お金があるはずなのにどうして?」と聞かれて、

 ガキの頃 オレ 何かの本で読んだんだけどさ
 チャンスってのは どんな人間にも
 少なくとも3回は絶対訪れるんだって
 で 大人になって思ったんだけどさ
 イザ そのチャンスが来た時に
 それに「飛び込めるか」「飛び込めないか」って
 単純に お金の「ある」「なし」にかかってくるコトが
 ほとんどな気がするんだよね

 それにさ もし好きな女に何かあった時さ
 「何も考えなさいでしばらく休め」って言えるくらいは
 なんかさ 持ってたいんだよね
 (羽海野チカ『ハチミツとクローバー』8)


ハチミツとクローバー (8) ハチミツとクローバー (8)
羽海野 チカ (2005/08/19)
集英社

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もちろん、私がえらく胸を打たれたのは後半。
真山の好きなリカさんが悲劇的な過去と障害を背負っている、
という背景もありますし、
クライマックスのはぐちゃんの怪我ともかかわって、
このセリフは物語の重要なキーとなっているのでした。

私の依存願望が真山に惹かれただけのことですが、
実際に言葉に甘えて「休む」かどうかは別として、
こんなふうに受けとめてもらえるだけで嬉しい、でしょ?

全員が片思いをしていた登場人物の中で、
恋を成就させたらしいキャラクターは、
この真山のほかに、野宮さん、修ちゃん先生。
みんな仕事をもち、何をするべきかを見極めて、
大人になることを怖れない男たち。
この物語では、その覚悟、決意が大切なのだと思います。

観覧車は何のために?

美容院でも気分がわるくなる私ですから、遊園地は苦手です。
メリーゴーランドとかコーヒーカップとか、
たぶん立ち上がれなくなってしまうでしょう。
強いていえば、観覧車なら、なんとか……。

『ハチクロ』には、繰り返し観覧車が登場します。
仲間で乗ったのは2回。
竹本くんは、三角関係の気まずい密室の中で思います。

 小さい頃 僕には 観覧車が
 何のためにあるのかがわからなかった
 のろくて ただ高いだけで 一度乗っただけであきてしまった
 ジェットコースターにループライダー
 わくわくする乗り物にしか 目がいかなかった 
 でも 今なら なんとなく解るような気がする
 
 この観覧車という乗り物は 好きな人と一緒に
 ゆっくりと空を横切ってゆくためにあるのだ
 「少しこわいね」なんて言いながら……
 (羽海野チカ「ハチミツとクローバー」3)


ハチミツとクローバー (3) ハチミツとクローバー (3)
羽海野 チカ (2003/01/17)
集英社

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あゆと野宮さんも、横浜の観覧車にいっしょに乗りました。
野宮さんがいつも眺めるだけだった観覧車に、
あゆといっしょに乗ったこと。
そのことが、過保護にあゆを心配するだけだった真山に、
「もう大丈夫だ」と思わせたのでした。

最終回の最後のカットにも、観覧車。
いつまでも記憶される青春のシンボルとしてまわり続けます。
クルクル、クルクル……。

いつか私も、観覧車に乗って美しい夕焼けを見て、
何のために観覧車があるのか、を実感してみたいな、なんて。

夏の終わり……

昨日書いた「良性発作性頭位めまい症」は安静が第一。
まだ本調子ではなく、憂鬱。
横になってのんびり、ウトウト、だらだら。
そんな怠惰な一日が、夏休み最後の一日。
明日から、中学・高校は授業が始まります。

軽井沢には二度、京都にも行きました。
お友だちとゆっくりお食事もしたし。
例年になく甲子園をテレビ観戦し、
世間のおばさまと同様、斎藤くんを応援して。
自宅ベランダから花火大会を見て。
『ハチクロ』にはまって。
レポート添削や補講など、仕事もしました。

それなりに満喫できたのかな、夏休み。
夏の終わりは感傷的になるものなのですね。
いくつになっても。

髪を切りました

新学期を前に、昨日、髪を切りました
といっても、毛先をそろえて、5センチくらいカットしただけ。
それでも、だいぶ身軽になってサッパリした気がします。
美容院に行ったのは、4ヶ月ぶりくらいでしょうか。
妙齢の女子としては、これは間遠すぎるかもしれませんね。

う〜ん、実は苦手なのですよ、美容院が。
友人にもあまり理解してもらえないのですが、
あのシャンプー台で頭を低くして洗髪してもらうと、
気分がわるくなってしまうのです。
一度など、そこでギブアップして、
髪を切らずに帰ってきたこともありました。
「洗ってもらうと気持ちいいのに」
「私の行きつけは音楽が流れててリラックスできるよ」
などと言われますが、そういうことではなくて、
あの姿勢そのものによって、クラクラとめまいをもよおします。

数年前には少し話題になった、美容院症候群だと思います。
「良性発作性頭位めまい症」というのだそうです。
それが怖くて、おいそれとは美容院には行けません。
次の日まで引きずることも多いので、翌日の予定のない日を選ばないと。
案の定、昨日から体調はすぐれず……。

長野五輪から8年

軽井沢高原文庫や絵本の森美術館の近くに、
軽井沢オリンピック記念館があります。
オリンピックの変遷やカーリングの資料を展示しています。

カーリングのストーンを作り、磨く機械。

2006090200584620060902005812

伊藤みどりが点火した聖火台(のミニチュア)。

20060902003334

長野冬季オリンピックから8年。早いものです。

  「五輪の6分半だけが、人生のすべてを
 語ってくれるわけではないということも学びました」
 (ミシェル・クワン)


オリンピックはある意味「お祭り」。
その後の人生をいかに生きるか、はもっと大切。
クワンはまだ悲願の「金メダル」は手にしていないけれど、
およそ10年間トップに君臨し続けた功績は、
フィギュアスケート史に燦然と輝き続けます。

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