Beautiful World

降っても晴れても

花冷えで風邪ぎみ

まだ桜を満喫していないのですが、朝から雨の花冷え。
午後から雨は止みましたが、風が強くなって寒い。
冬のセーターなどはしまってしまったし、コートを着ても……。
寒空の下でも、桜は咲いているし、桃のつぼみが色づいていました。

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夕方から、四谷の区民ホールにて「中国音楽の調べ」を鑑賞しました。
中国の第一人者の演奏者による、独特な笛の音。
鳥の骨でみずから工夫して作ったという「骨笛」とか、珍しい楽器です。
「番外編」として、季節にあわせて演奏してくれた、「さくら」は、
どことなく、私たちの知っている「さくら」ではないような。
ゆったりと流れるような、雄大な曲調に聞こえたのは、お国柄のアレンジか。
イメージとしては、案外にリズムがしっかりとして、もっと強い音かも。

今日で弥生も終わり……、風邪をひいている場合ではありません……。

「ソロモン流」

本日、名古屋では名古屋フィギュアスケートフェスティバルが開催され、
世界チャンピオンとなった浅田真央が、凱旋演技を披露しました。
名古屋にゆかりのある選手たちが中心に出演するわけですが、豪華な顔ぶれ。
浅田舞、中野友加里、小塚崇彦、鈴木明子、太田由希奈、澤田亜紀、武田奈也ら。
怪我のために演技を行わなかった安藤美姫も、氷上でスーツ姿の挨拶。

そして、テレビ東京の「ソロモン流」では、トリノ金メダリスト・荒川静香に密着。
プロスケーターとして年に100回以上アイスショーに出演、多忙の彼女。
それでも練習は欠かさず、技術を落とさずに、演技の幅を広げています。

最近は、ショーの演出もみずから行うなど、積極的な活動を展開。
ショーで訪問した大阪や札幌で現地のおいしいものを食べるグルメツアー、
愛犬と過ごす癒しの時間、衣装をデザインしたり、試合の解説をしたり。
高橋大輔に案内されて、たこ焼きを自分で焼いて食べたり。
クールビューティーな彼女、年下の選手たちともとても仲良しなのでした。

プロになって活躍の場がひろがり、以前にも増して輝く荒川静香。
幸いにしてトップ選手のそろった日本は、今や空前のスケートブームですが、
その礎を築いてきたのは、やはり荒川静香や村主章枝の世代。
アマチュアで頑張っている後輩たちのためにも、今度は、
プロスケーターの先達として、いろいろな挑戦をしてもらいたいな、と思います。
彼女の言う、スケートが無限の可能性を秘めたエンターテイメントならば。

『ダーリンは外国人 with BABY』

昼夜逆転ぎみな春、こんな話題の一冊を。
あのトニー&さおりに、ベイビーが誕生したのです。
国際結婚カップルの、「爆笑子育てルポ」。

ダーリンは外国人 with BABYダーリンは外国人 with BABY
(2008/03/12)
小栗左多里&トニー・ラズロ

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漫画家、エッセイスト(?)として多忙な著者、小栗さんは、
仕事に頑張っているうちに、気づいたら年齢は上がり、出産のタイミング。
はじめての妊娠と出産について、初々しくも生々しく書いています。
理想が高くて心配性なトニーさん、何ごとも楽しみながら乗り越えるさおりさん。
そんな新米パパとママの明るく、慎重な子育て。
育児論みたいに肩肘張った教えではなくて、こういう実録がいいのかも。
トニーニョの成長も楽しみです(言葉の問題はどうするのか?)。

ルール改正?

新採点方式になってまだ数年、若いルールですから、改良が必要です。
毎年のように細かい改正、変更が行われてきましたが、
また、新シーズンに向けて、ジャンプに関して改正があるようです。
今季で言えば、フリップとルッツのエッジの厳正化が求められるようになり、
跳び癖を矯正するために、多くの選手が苦労したと聞きます。
世界女王になった浅田真央もそうで、試合のたびに減点されました。
エッジの厳正化は、このオフの間にも、選手たちは強いられることになります。

そして、新しい変更点としては、これも浅田真央の不利?
5種類のジャンプを跳べばボーナス点がもらえる、という改正が噂されています。
得意なジャンプだけでなく、5種類を揃えた選手を評価すべき、ということ。
浅田真央には、大技トリプルアクセルがあるものの、
試合では、苦手とされる3回転サルコウジャンプを入れていません。
不正エッジ問題に加え、今回の改正は「日本つぶし」と報道されています。

でも、たとえ日本人選手に不利になったとしても、どうなのでしょう?
フリップとルッツ、異なるジャンプなのですから、跳び分けはするべきです。
それに、ジャンプは5種類あるわけで、すべて跳ぶことは評価していいのでは。
新採点方式に変わってから、疑問に思っていたのがジャンプの種類でした。
最近は、大きな試合で5種類を決める選手が少ないと思うのです。

旧採点で5度の世界女王に輝いたミシェル・クワンの、勝利の法則は、
5種類の3回転を入れ、難しいとされるルッツを後半に決める、というパターン。
当時は、今ほど明確なルールではなかったかもしれませんが、
5種類のジャンプをプログラムに入れることが必須とされていました。
ポイントを稼いでいく、現在の採点システムでは、たとえ種類は少なくても、
確実に跳べるジャンプを組み合わせて回数をこなせば、高得点になるわけです。
単純に言えることではありませんが、これを「日本つぶし」と言うのは、
やはり語弊があり、競技の本質を見極めない見方なのでは。

今季、ロシア大会で優勝したキム・ヨナは、5種類揃えて構成していました。
シーズン序盤の東京ブロック大会の中野友加里は、5種類の3回転と、
さらにトリプルアクセルを入れ、6種類のジャンプを跳びました。
もちろん、簡単なことではないし、大きな試合になればなるほど難しい。
ボーナス点と言っても、どういうふうに評価して与えられるのか。
男子の4回転、女子のトリプルアクセルをどのように特化するのか、しないのか。
現実的な改正をしなければ意味はなく、選手が納得できなければ仕方ない。
次の五輪まで2年、どうなっていくのでしょうか。
いずれにしても、ルールの中で、選手はうまく対応していくほかありません。

『源氏物語の京都案内』

千年紀に入り、出版ラッシュが続く、かはわかりませんが、
これは、なかなか楽しみながら読みました。

源氏物語の京都案内 (文春文庫 編 5-9)源氏物語の京都案内 (文春文庫 編 5-9)
(2008/03/07)
文藝春秋

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源氏物語をモチーフにした観光案内は、珍しくはありませんが。
五十四帖すべての、あらすじ、系図、「ちょっと読みどころ」。
巻の内容にちなんだカラー写真(名所、絵など)が載っています。
巻ごとに、美しい京菓子も紹介されています。
瀬戸内寂聴さんの「宇治十帖 浮舟の悲劇を追って」も読み応えがあります。

私的に興味深かったのは、「比べてみる『現代語訳』」。
若菜上巻の場面を、瀬戸内訳、与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、
円地文子訳、橋本治訳、『あさきゆめみし』、『まろ、ん?』と比較するのです。
とりわけ、小泉吉宏さんの『まろ、ん?』に関して、
光源氏が「なにしろ『栗』ですから」、スーパースター的魔法は通用せず、
1人の人間として自然に描かれており、そこが平成の世に受け入れられる、と。
「かわいい」だけでなく、栗のキャラクターの「人間宣言」に注目しています。
なるほど、絶世の美男子という超越性を剥ぎ取られた主人公なのでした。

「わたしの源氏物語」

今日は、夕方から、瀬戸内寂聴氏の講演会を拝聴しました。
東京商工会議所・千代田支部、本の町・神保町の、
源氏物語千年紀記念事業実行委員会による「わたしの源氏物語」です。
共立女子学園の共立講堂は、超満員の盛況ぶりでした。
年配の女性が中心でしたが、男性の姿がチラホラ見えたのは場所柄かも?

3日間連続して講演会がある、という瀬戸内さん、お元気そうでした。
さすが人気の瀬戸内さん、お話が上手で飽きさせません。
必ずしも源氏物語を読破していない聞き手に対し、柔らかく語りかけます。
研究者というより、やはり語り部がいなければ、千年の息吹は得られません。
現代語訳の偉業とともに、こうした瀬戸内さんのご活躍に感謝です。

近くで目にした円地文子さんの源氏物語現代語訳への取り組みや、
ご自身の現代語訳が読み継がれていくであろう誇り、
紫式部と道長の関係性、源氏物語のおおまかなあらすじ、など。
そして、出家者である瀬戸内さんならではの解釈として、
宇治十帖は、紫式部の入道後に書かれたにちがいない、と言われます。
浮舟の出家の次第は、ご自身の経験に同じである、と。
そして、浮舟が薫との再会を拒んだことが、女人救済を示す、と。
浮舟のその後に懐疑的な読みも少なくないと思いますが、
瀬戸内さんは、やはり出家を尊ぶ見方から、浮舟に希望を託すのです。
最近は朧月夜が好きという瀬戸内さん、今後のご活躍をお祈りします。

共立講堂の外には、桜もほぼ満開に咲いていました。
写真は、会場に入る前、夕方5時過ぎに撮影した、しだれ桜です。

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講演会の終了後には、夕闇に薄いピンク色が映えていました。

キム・ヨナは語る

シーズン最後の戦いを終えて、浅田真央が帰国しました。
優勝がわかってから、ずっと「うれしさ」が続いているとのこと。
たくさんの取材を受けるのだろうけれど、名古屋の家に帰ったら、
愛犬たちとゆっくり過ごし、おいしいものをたくさん食べたい。
30日には、名古屋でアイスショーがひかえています。

来季の新プログラムも、ローリー・ニコルとタラソワさんの作品とか。
まだまだ上達することがあり、特に、「表情」の練習をしたいと。
浅田真央の得意とするのは「表現」で、いわゆる「演技」ではなく、
それは方法のちがいと思いますが、EXでは「表情」にも気をつけている感じ。
ストーリー性のあるプログラムをつくるのならば、必須かもしれない。
発展途上の今だからこそ、いろいろな挑戦をしてほしいな。
問題は、来季のコーチ、練習拠点をどうするか、というチーム作りでしょうか。

一方、序盤戦では圧倒的に強く、しかし、2年連続の3位だったキム・ヨナ。
同い年の浅田真央の優勝について、インタビューに答えています。
浅田真央にあって自分にないものは、体力・柔軟性・トリプルアクセル。
スタミナに関しては、FP後半でミスの出るキム・ヨナの課題とされています。
彼女の演技はしなやかですか、それは「柔軟性」と異なるのでしょう。
トリプルアクセルは、練習でも成功したことはないそうです。
「わたしには到底できないすごい技です。」
「いくらトレーニングを積んでも駄目なものがあります。」
自分の演技を「美しくない」と言うキム・ヨナは、自己客観的な選手のようです。
来季は、よく知られた曲を使いたいという彼女に期待したいです。

そして、無念の途中棄権でシーズンを終えた安藤美姫も帰国し、
名古屋の病院で、肉離れした故障部分について、精密検査を受ける予定。
30日のアイスショーは欠場かもしれない、経過に不安が残ります。

豪華競演

世界選手権、最後のお楽しみは、もちろんエキシビション。
女王になって初めての浅田真央の舞は、なんとも晴れやかでした。
流れるようなスケートの中に、大転倒の後と思えない軽やかなジャンプ。
腰を痛めて冷やしていたと聞きましたが、大丈夫かな。

競技では、女子上位3選手はみんな赤系の衣装でしたが、EXではブルー系。
コートを着たカロリーナ・コストナーは、ムードたっぷり。
腰痛・股関節の痛みに泣いたキム・ヨナの、しっとり系の新EXプログラムは、
彼女のしなやかな魅力をふんだんに魅せる、清楚な演技。
ホルダーネックのラベンダー色の衣装もかわいくて、よく似合っていました。

試合では明らかに緊張していた高橋大輔も、今日は伸び伸び。
ドーナツスピンで大喝采を浴びていた中野友加里も、丁寧な滑りで美しかった。

選手たちのインタビューでは、すでに来季に向けた意気込みも感じられます。
早ければ、新プログラムの選曲も始まるのでしょう。
今回の結果で特徴的だったのは、怪我から復活者が強かったこと。
万全の体調で望めず、思うような演技ができないつらさもあったと思いますが、
それでも、大会に照準を合わせ、プログラムをまとめてきた強さ。
問題は、大会に向けた調整の仕方、心構えなのかもしれない。
どれほど高いポテンシャルをもっていても、それを発揮できなければ。
その点、中野友加里や小塚崇彦は、充実した練習ぶりが、
そのまま試合の好調さに表れたような、そんな結果だったと感じました。

バトル、初優勝!

女子シングル同様に、男子シングルにも波乱?
誰よりも自信をもち、誰よりも勝ちたかったにちがいない高橋大輔でしたが、
その強い気持ちがからまわりしたのか、2度の転倒で総合4位。
惜しまれるのは、規定数以上のコンビネーションジャンプを跳んたこと。
昨年の世界選手権で、織田信成がおかしたミスと同じです。
転倒分の減点を取り戻そう、という意気込みだったのでしょうが、残念です。
SP3位スタートで、ジャンプミス以上に、自慢のヒップホップのステップに翳り。
四大陸選手権のようなキレがなく、疲労感の漂う印象がありました。
モロゾフチームは、安藤美姫も肉離れで途中棄権、今回は精彩を欠きました。
ジュニア選手権のブルガリア、オランダ、と早い段階から合宿し、
高橋大輔は、大会ラストの男子競技なのに、開幕前にイエテボリ入り。
本人も言っていましたが、本番までに時間がありすぎたのでは?
高橋も安藤も、調整の失敗だったのかな、と思います。

SPで出遅れつつも上出来で、おそらく優勝を確信したブライアン・ジュベールが2位。
今季は好調で、初の銅メダルを獲得したジョニー・ウィアーは嬉しそう。
ジュニア世代に希望の見えるアメリカ、表彰台に帰ってきました。
そして、確実な4回転をもたない、今回も跳ばなかったジェフリー・バトルが完全優勝。
失礼ながら、バトルを優勝候補にあげていた人はいなかったのでは?
いえ、「勝ってほしい」と思っていたファンはきっと多かった!
これぞフィギュア、といった美しいフォームで、よく伸びるスケート。
4回転という大技はなくても、トリプルアクセルや3回転は確実できれい。
最終滑走の重圧の中でノーミス、ジュベールの連覇を阻みました。
群雄割拠と言われる男子シングルを制したのは、大技に頼らないバトルでした。

初出場だった小塚崇彦はの8位という大健闘で、日本は来季も3枠を獲得。
中野友加里とともに、佐藤チームは地道に、やるべきことをやって成果を出しました。
南里康晴は19位で、来季、男子の代表争うも熾烈になりそうです。
織田くん、高橋大輔の成長と挫折を、どこかで見ていたかしら?

17歳の女王

運命の女子FS、朝起きて結果を知り、喜んだり、残念だったり。
まずは、浅田真央、おめでとう! 17歳の女王の誕生です。
最初のトリプルアクセルの踏切の転倒で肝を冷やしましたが、でも、
彼女の自慢の大技なしでも、その後の冷静な演技で栄冠を獲得。
コーチなしで臨んだ大会でしたが、その影響はなかったか。
1年前の悔しさ、今季の重圧が、彼女の今日の涙から察せられます。
得意の大技に頼らずに勝てた意義と、大技に依存できない脆さと。

大会中に痛めた左足太もものため、演技の途中で棄権した安藤美姫。
棄権を固辞してリンクに登場したものの、ジャンプを跳べず。
昨季の女王として、SP8位から、できることはやり遂げたと思います。
大技をもつ選手ほど、怪我のリスクは大きいはず。
肩の不安も抱え、次の五輪まで、コンディショニングが課題に。
彼女の場合、心の不安が身体の不調につながっている印象が。

アメリカ期待の16歳、アシュリー・ワグナーが、安藤美姫の棄権により、
予定時刻よりも早く登場するという、ハプニングが起こりました。
アメリカは、ワグナーが16位、ベアトリサ・リャンが10位、
復活を目指す悩める女王キミー・マイズナーが7位。
来年のロス大会、出場枠は2となりました。
マイズナー、転倒はあったものの、彼女らしいスケートは見せてくれました。

僅差で表彰台を争った最終グループは、緊張感にあふれていました。
最初に登場したジョアニー・ロシェット、ジャンプのミスはありつつ、
エレガントで力強いスケートはいつもどおりで5位。
SPトップだったカロリーナ・コストナー、いくつかの小さなミスで2位。
「金と銅はよくもらっているから、銀メダルはうれしい」のコメントは立派。

股関節の痛みを抱えるキム・ヨナでしたが、ミスはシングルルッツのみ。
成功したジャンプは勢いがあって美しく、しなやかな表現はストーリーがある。
音楽をそのまま感じて素直に表す浅田真央と、そこが個性のちがいか。
終わったときの表情からは、演技中も痛みがあったのか、と思わせました。
しかし、それでも昨年と同じとはいえ、銅メダルを獲得はよかった。
FPではトップの成績で、キス&クライでもセレモニーでも満足げでした。

そして、最終滑走者は、SP3位の中野友加里!
浅田真央のあとで、滑りづらい雰囲気にのまれることなくノーミス演技。
トリプルアクセル、フリップでダウングレードされましたが、ほぼ完璧でした。
観客からもたくさんの拍手・歓声をもらい、得点にはブーイングも。
残念ながら表彰台に届きませんでしたが、本人は満足げでホッとします。
2年連続の5位から4位へと前進し、得点も伸びてきた感じ。
「順位は残念だけど、コーチによかったよと言ってもらえて満足」とは大人。
客席では、お姉さんが感涙にむせんでいらっしゃいました。
終わってみれば、最終グループでミスがなかったのは中野友加里だけ。
その意味では、旧採点方式ならば、彼女が勝っていたかも。

上位3人は、そろって濃いピンク、えんじ色の衣装で波乱を終えました。
個人的にはサプライズ映像ありで、びっくりもした女子FP。
朝日新聞にもありましたが、トリノの2季前に世界女王になった荒川静香。
バンクーバーの2季前に女王になった浅田真央は、大手をかけた?

浅田2位、中野3位!

昨夜遅くには結果を知り、興奮した女子SPのテレビ放送。
接戦を制してトップに立ったのは、カロリーナ・コストナーでした。
欧州チャンピオンの彼女、若干のミスがあったものの貫禄を見せた?
物議をかもしつつも、ノーミスの浅田真央が暫定2位と好位置。
高得点を出しながらも、スパイラルがレベル1認定で取りこぼしあり。
もったいないところはありましたが、鬼門のSPをミスなく滑ったことに意義。

上位2人は予想どおりの好スタートでしたが、びっくりも多かった!
いい意味で驚かされたのは、およそ3ヶ月ぶりの試合となった中野友加里。
一つひとつの技の精度を上げてきて、これ以上ない出来で3位発進。
特に改良したステップはみちがえるようで、力強くもエレガント。
腕の使い方から目線、笑顔まで、計算しつくされていました。

逆に精彩を欠いたのは、昨季のSP「シェヘラザード」に戻した安藤美姫。
大きな失敗はなかったものの、8位と出遅れてしまいました。
そして、真央最大のライバルと言われるキム・ヨナは転倒して5位。
故障している股関節が痛んだようで、単独ジャンプでミス。
それでもやっぱり、あのしなやかで優雅な演技はキム・ヨナらしさ。

4位には、隣国フィンランドのアイドル、キーラ・コルピ。
6位で最終グループ入りを果たしたのは、ジョアニー・ロシェット。
サラ・マイヤーが7位、キミー・マイズナーが9位でした。
10位にベアトリサ・リャン、11位にアシュリー・ワグナーとアメリカ勢が続きます。
来季の世界選手権はロスですが、アメリカが3枠を守れるかどうか。
女子の上位は得点差も少なく、FPしだいで変動しそうです。

SPで10位と出遅れたペア、井上怜奈&ジョン・ボルドウィン組は総合も10位。
引退を撤回して、練習不足のまま臨んだ2人は、来季への意気込みも。
メダルを狙った川口悠子&アレクサンドル・スミルノフは細かいミスで4位。
アリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ組が初優勝を決めました。

追伸
深夜2時過ぎに記します。SP8位と出遅れていた安藤美姫ですが、
FPの公式練習で足を痛め、棄権する意向?

イエテボリ大会、開幕

シーズン最後を飾る世界選手権、イエテボリ大会が開幕しました。

ペアでは、井上怜奈ボ&ジョン・ルドウィン組がSP10位と出遅れ。
1月に競技復帰し、調整不足からか、スロージャンプなどでミス。
忙しい合間を縫って、長野五輪記念のアイスショーにも参加していた2人。
FPでは、彼女たちらしいユニゾンを見せてほしい。

暫定トップは、トリノ冬季五輪銀メダリストの張丹&張昊組。
トリノでは、途中で女性が転倒しながらも、演技を再開する根性を見せたペア。
ペア王国・中国の誇りをかけて、FPに臨んでくるはずです。
ドイツペアが2位につけ、川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ組が3位。
川口ペアはコンビを組んで2年目、メダル圏内ですが、気負わずに!

今日の深夜に結果が出揃う、女子SPの滑走順は興味深い!
日本勢では、中野友加里がもっとも早く42番滑走。
43番目に安藤美姫、1人置いて45番目に浅田真央が登場します。
全員が第9グループに入り、第10グループのトップにキム・ヨナが滑ります。
注目選手では、44番目にジョアニー・ロシェット、46番目にカロリーナ・コストナー。
第9グループにメダル候補が集まり、その結果でキム・ヨナに相当な重圧が。
故障が完治せず、練習風景を見ても、転倒もあり、表情もさえず。
それでも本番ではきちんと決めてくる実力派ですが、果たして。
そしてなんと、最終滑走は、スランプ(?)のキミー・マイズナー。
自信を失いかけている若き女王には、なんとも酷な滑走順だと思います。

追伸
深夜2時過ぎに記します。テレビ放送は明日ですから、
結果をここに書いてしまうことは憚られますが、でも、これだけは!
中野友加里、おめでとう! スモールメダル初獲得です!

「筒井筒」

中3の古典には教科書がなく、独自に教材を選びます。
これだけ中高一貫教育が盛んなのだから、教科書がほしい……。
学年末試験は、漢文の基礎に加え、『伊勢物語』が範囲です。
一昨年は「芥川」でしたが、今年は「筒井筒」にしました。
用言の活用の総復習、いくつかの助動詞、言葉の意味、など。

伊勢物語 (角川ソフィア文庫 82 ビギナーズ・クラシックス)伊勢物語 (角川ソフィア文庫 82 ビギナーズ・クラシックス)
(2007/12)
坂口 由美子

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幼なじみの恋ということで、導入はしやすい物語なのですが、
女の親が亡くなり、経済的な拠り所が失われたことで貧しくなり、
男がほかの女のもとに通うようになる、という経緯は理解しにくかったよう。
当時の結婚形態が一夫多妻制であることは知っていても、
母系社会の当時、裕福な家の娘と結婚して後ろ盾を得る男の生き方を、
現在の感覚では受け入れられず、不甲斐なく感じたらしいです。
また、男の留守中も美しく化粧をしていた元の女と、
「手づから」おしゃもじを持ってご飯を盛る高安の女の対比もわかったかな。
これも現代の感覚では、高安の女は家庭的できどっていないことに。
2人の妻に優劣をつける見方それじたいが、一方的なわけですけれども。

高校に入ったら、これも定番教材の「東下り」を読みます。

「木曾の最期」

学年末試験、高校1年生は毎年、『論語』と『平家物語』が範囲です。
今年の『平家物語』は、定番教材の「木曾の最期」でした。
分量が多く、敬語表現や音便が多用されているために、
いつもながら、ここでなかなか点が取れず、学年が終わります。

ただ、昨年の「敦盛の最期」よりも、関心が高かったようでした。
木曾義仲と乳母子の今井四郎兼平の関係性に感動してくれたらしい。
自分の危険を顧みずに、義仲のために戦う今井四郎の格好良さに。
そのわりに、「乳母子」の漢字の読みはできていませんでしたが。
主従関係の忠義と乳兄弟の情をわかってもらえたなら、よしとするべし。

ただ、今井四郎が義仲に立派な最期、すなわち自害を遂げてほしい、
そう願って、義仲も説得を受け入れ、粟津の松原に赴くのは、
彼女たちには、理屈でわかっても、受け入れられなかったみたいでした。
武士にとっては、敵にむざむざ討たれるよりも、立派に自害を、
それが潔い死だったわけですが、それは彼女たちから見ると意志薄弱。
たとえ討ち死にしようとも、最後の最後まで戦い抜くべきだ、というわけです。
最後まで頑張りなさい、と普段から言われている彼女たちですから。
頑張って、そして討たれても、それならばよいではないか、という論理。
義仲と今井四郎は、もう勝ち目はないのですが、それでも。
カトリックの学校ですから、自害は罪、という考え方なのかもしれない。

しかし、結果として義仲は、石田二郎の弓に討たれてしまいます。
深田にはまり、身動きがとれずにいるとき、ふと今井四郎の身をきづかって、
振り仰いだ瞬間に、内甲を討たれたのでした。
そして、義仲の死を知った今井四郎は、自害します。
このドラマチックな展開には、言葉もなく、神妙な面もちで読んでいました。

ぽかぽか

お天気もよく、ぽかぽかだった今日は、ちょっとお散歩。
梅の花は、もう散り始めていました。

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紅梅と言うには白い、薄いピンクの梅、かわいいです。
毎年のことながら、梅をゆっくりと楽しむ余裕はなかなかありません。
足許には、早くもタンポポも咲いています。
スプリングコートで足取りも軽く、さあ、明日で仕事納めだ!

春休み?

後輩に言わせると、「春休みも残り少なくなってしまいましたね〜」。
ん、なんて贅沢な時間感覚なんでしょう!
中学・高校は、学年末試験の採点を済ませたばかり。
週明けの答案返却、成績処理で、ようやく学期が終わります。
私にとっては、まだ春休みは始まってもいないのです!

確かに、実質1月半ば過ぎから授業のない大学生、院生にとっては、
長い春休みも、はや終盤に差し掛かっているころです。
春休みを心待ちに、それだけを支えにここ数日の激務に耐えてきました!
それなのに、そうか、確かに春休みなんて短いものだ……。

もちろん、会社員には春休みなどないわけで、十分に贅沢なのですが。
春休みと言えど、生徒たちには宿題がたくさん。
私も、先延ばしにしてきた、やらなければいけないことが山積です……。

ライサチェックが欠場

開幕が近づいた世界選手権ですが、残念なニュースに驚きました。
アメリカのエース、男子シングルのエヴァン・ライサチェック選手が欠場。
今季は割と好調で、四大陸のエキシビションなんて、とても楽しそうでした。
メダル候補だっただけに、本人も悔しいでしょう。
彼の魂のこもった、気迫あるステップを世界選手権の大舞台で見られないなんて。

12日の練習中に、右足のブレードが壊れるアクシデントがあったとか!
ジャンプで転倒し、腕やひじ、肩を痛めたそうで、2週間、競技はできない。
スケート選手は、靴には非常に神経をつかうでしょうに、
どういったきっかけでブレードが破損したのか、気になります。
骨折はしていないということで、4月のジャパンオープンに来日するかも。

キム・ヨナの出場が決まってよかった、と思っていた矢先に……。

復帰は……

サーシャ・コーエンの復帰の予定は、結局は未定のようです。
復帰の意思を否定はしていないけれども、結論は出ていない模様。

年明けのスターズ・オン・アイスでは、元気な姿を見せてくれたコーエン。
人気のある彼女は、ショービジネスの世界でも楽しそうで、
ハリウッドで演技の勉強もして、映画やドラマにも出演しました。
ミシェル・クワンと同じく、五輪の金メダルという勲章は、
今後の彼女の活動のためには、必ずしもこだわるまでもないのかも。

Sasha Cohen (Sports Heroes and Legends)Sasha Cohen (Sports Heroes and Legends)
(2007/08/20)
Anne E. Hill

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柔軟性のあるコーエンは、新採点方式でも有利な選手ですが、
アメリカには、マイズナーもいるし、若手が台頭しています。
ナガス、ジャン、ワグナー、フラット……。
実績も実力もあるコーエンといえど、代表争いは厳しくなります。
トリノから2シーズンが経過し、いろいろな状況を鑑みれば、
そんなに軽々に決断できないのかもしれません。
試合から遠ざかれば遠ざかるほど、復帰のハードルは高くなります。
クワンもスルツカヤも引退表明をしない今、彼女も結論は出せないのでは?

『ワールド・フィギュアスケート』32

浅田真央の美しいポーズが表紙の、『ワールド・フィギュアスケート』32。
全日本選手権から四大陸選手権、全米選手権のレポートも掲載。
いつもながら、 きれいな写真と詳細で豊富な情報量です。

ワールド・フィギュアスケート 32 (32)ワールド・フィギュアスケート 32 (32)
(2008/03)
不明

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選手へのインタビューもたくさん掲載されていますが、
興味深いのは、コリオグラファーのサロメ・ブルナー氏のインタビュー。
ランビエール、マイヤーの振り付け担当の、スイスの元スケーターの方です。
新採点方式について、上位選手に「障害」が多いことを指摘しています。
いろいろと制限が多すぎて、芸樹的になろうとしても難しい、と。
そして、理想的なプログラムには、バランスのある起伏が必要なこと。
今季はジャンプのエッジに関する規定が細かくなりましたが、
バンクーバー五輪までには、まだまだルールの改正があるかもしれません。
それが、選手にとって有利な、有意義な改正であってほしいけれども。

ヒロインはだれか

日曜日の名古屋国際女子マラソン、その主役は高橋尚子でした。
優勝したのは、21歳の新星、初マラソンで優勝した中村友梨香でしたが、
北京オリンピック代表争いの、熾烈な物語をつくったのはQちゃん。
結果は、惨敗と言うべき27位だったけれど、彼女はヒロイン。
トップ集団から後退しても、沿道からは暖かい応援が注がれました。

たとえ負けても主役になれる選手は、そうそういません。
十分な実績をもち、なおかつ、愛すべき、尊敬されるべきキャラクター。
笑顔を絶やさず、礼儀正しく、親近感のあるQちゃんにはスター性があります。
シドニーオリンピックの金メダリストであるという、実力はもちろん。
たとえば、初マラソンの大阪国際女子マラソンで、やはり19位に終わりつつも、
何度も転倒してフラフラになりつつも、笑顔でゴールした福士加世子も。
負けたにもかかわらず、ニュースで大きく取り上げられる彼女たちを見て、
勝った選手のことをもっと取り上げてもいいのに、と思っても、
それでも、彼女たちの壮絶な物語に引き込まれるのです。
そういう感情移入は、極めて個人的な、主観的なものですが、
おそらくは多くの視聴者の、共通する思い入れのような気がします。
そして、そんなふうに愛される選手は幸せだ、と思います。

スポーツは、勝者だけの物語ではないのだと感じます。
中村友梨香選手は、高橋尚子を敗ってオリンピックへの切符をつかんだ、
枕詞のように、これから言われ続けていくかもしれません。

ミシェル・クワンは、2度のオリンピックで勝つことはできなかった。
でも、タラ・リピンスキーだって、サラ・ヒューズだって、
クワンの挫折なしに、その栄光の物語を語られることはないと思うのです。
つまり、クワンはその敗北によって、彼女の物語を獲得した皮肉。
クワンのファンである私には、そんなどうしようもないジレンマがあります。
試合結果だけが、スポーツを「読む」ことではありません。

勝って、ヒロインにもなる、それが最高の結果ではあるけれど。
昨季の世界選手権で涙の初優勝を果たした、安藤美姫がそうです。
けれど、それも、トリノオリンピックでの惨敗、という前提あったればこそ。
こういう「読み」には、選手に対してどれだけ予備知識をもっているか、
読み手である自分の立場によって、大きな振幅が発生してしまいます。
……こういうのって、日本人独特の判官贔屓にすぎないか。

鎌倉時代の源氏物語写本

京都市下京区の元料亭「角屋」に保存されている源氏物語の1帖が、
大阪大学の加藤洋介准教授により、鎌倉時代後期の写本と判明。
写本は全54帖のうちの「末摘花」で、冊子状の65ページ。

この写本は、いわゆる「別本」に位置づけられるもので、
一般に読まれている源氏物語の基となっている「定家本」以外の現存はまれ。
「鎌倉時代に定家本以外の系統が普及していたことを裏付ける資料になる」とのこと。
鎌倉期の末摘花の「別本」で現存するのは、
重文指定の旧摂関家の陽明文庫本と京都御所の東山御文庫本の2冊のみ。
末摘花の容貌について、「定家本」よりも詳しい描写があるそうです。
源氏物語千年紀、吉報と言ってよいのではないでしょうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080310-00000101-jij-soci
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20080310184838/Kyodo_OT_CO2008031001000629.html

「西行の仮名」

再び出光美術館に赴き、「西行の仮名」展を鑑賞してきました。
伝西行筆の「源氏物語切」、「和泉式部続集切」など沢山。
有名な三夕の歌を絵にした、「鴫立つ沢西行図」(狩野山雪)も。

 願はくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ(山家集) 

不勉強ながら面白かったのは、俵屋宗達の描いた「西行物語絵巻」。
さまざまなエピソードの残る西行ですが、有名なのは、
出家の際、衣の裾に取りついて泣く子を縁から蹴落としたという逸話。
西行の娘は、西行の出家後、母も夫を追って出家してしまい、
九条家の養女になったということですが、宗達の絵巻に、
養母の愛情に後ろ髪を引かれつつも出家する娘が描かれていました。

そういえば、古典の授業で扱った、鴨長明の「発心集」には、
後事を弟に託して出家し、文字どおり家を捨て、家族を捨てた西行が、
2、3年の後、修行中にふと家の前を通りかかる話がありました。
娘は粗末な衣を着て、身分の低い子どもたちと土の上で遊んでいます。
別れたときよりも、髪は伸び、美しく成長していた娘が大事にされていない、
ショックを受ける西行は、残念で、「きと胸つぶれ」ますが、さらには、
こちらをのぞいている法師に気づいた娘は、父の顔を覚えておらずに、
「いざなん、聖のある、恐ろしきに」と言って、部屋の中に入ってしまいます。
九条家の養女になるのは、この逸話の後のことなのでしょうか。

「西行の仮名」展を堪能してから、随分と久しぶりの有楽町でお買い物。
念願(?)だった仕事用のバッグを、ついに新調しました。
そして、和カフェで抹茶パフェを食す、という有意義な休日でした。
明日からは学年末試験、採点、採点の日々が始まります。

長野五輪から10年

昨日深夜、長野メモリアル・オン・アイスのテレビ放送がありました。
主役は、長野で16位、トリノで金メダルの荒川静香。
日本フィギュア躍進の象徴曲とも言える、「誰も寝てはならぬ」。
当時から技術力を評価されていた彼女ですが、人生とはわからない。
ミシェル・クワンは、五輪の金メダルを得ていないのですから。
本田武史、田村岳斗も、それぞれの個性を見せてくれてよかった。
村主章枝も含め、彼らも黄金世代だったなと思います。

感動的だったのは、アイスダンス金メダルのグリシュク&プラトフ。
いろいろあった2人は8年前にペアを解消し、グリシュクはママさんだとか。
今回、久しぶりに再結成したわけですが、やはり上手い!
確かな技術に裏打ちされた関係性は、年月を感じさせませんでした。
当時から、ハリウッド女優のようだったグリシュク、現在も美しい。
あのころの演技で見せていた技も織り交ぜて、ムードあるプログラム。
プラトフは、タラソワチームの一員として、荒川静香にステップを教えていたし、
グリシュクは、井上怜奈&ボルドウィンの振り付けもしているらしい。
せっかく再結成したのだから、アイスショーでまた演技を見せてほしい。

フィニッシュポーズ

試合でもショーでも、フィギュアスケートを見ていていつも感じるのですが、
演技のラスト、フィニッシュポーズの余韻って、大事だなぁと。
そのポーズが美しいかどうか、だけではなくて、余韻があるかどうか。
つまり、ラストのポーズは数秒間、観客の拍手を受けて、維持しておくこと。
演技内容がよかったか、不本意な結果だったかは関係なく。

たとえば、残念なミスがあって、失望感あらわにすぐにポーズを解いてしまう。
そんなシーンは、試合でよく目にしますが、もったいないと思うのです。
4分以上を滑り続けて、もちろん疲れているのはわかりますが。
ポーズも、表情も、最後の最後まで気を配ってもらえたら。
観客や、ジャッジに、演技の余韻が残るのと残らないのとでは大ちがい。
素人目では、表現点で差がついちゃうじゃない?、と思うくらいです。
音楽に入り込み、プログラムに集中していれば、自然にそうなるのでは。

最後の「カルメン」

伝説のスケーター、ドイツのカタリナ・ヴィットが氷上に別れを告げました。
彼女は、1974年のサラエボ、1988年のカルガリー五輪を連覇。
42歳になり、プロ活動からも身を引く、最後の演目はやはり「カルメン」。

カルガリー五輪、アメリカのライバル、デビー・トーマスと一騎打ち。
当時はまだ冷戦時代、トーマスが選んだ曲も、ヴィットと同じ「カルメン」でした。
残念ながら、トーマスにはミスが出て、完璧だったヴィットが優勝。
トーマスの獲得した、「敗北」の銀メダルはしかし、
フィギュアスケート競技で、黒人女性が獲得した初の五輪メダルでした。
その後、ヴィットはプロに転向、トーマスは同じ道を選ばず、医師になりました。

「カルメン」は、フィギュアスケートの定番曲で、決まれば「勝てる」曲かもしれない。
そんな勝負曲に押し上げたのは、きっと、ヴィットとトーマスの名勝負。
さて、世界選手権、安藤美姫はどんな「カルメン」を見せてくれるでしょうか。
ヴィットの「カルメン」には、3回転ジャンプが2回しか入っていなかった。
技術が上がり、採点法も変わった今、「カルメン」も変貌しているはずです。

真夜中のファミレス

深夜に帰宅するとき、駅前のファミレスの前からタクシーに乗ります。
数年前にできた、このファミレス、お昼どきにも混雑していますが、
真夜中も、かなりの混雑ぶりを見せているのです。
せっかくの24時間営業なわけだから、あたりまえなのですが。
12時をまわろうとしているのに、若い女性が1人でお茶していたり。
彼女たちは、帰宅をあきらめて、そこで朝を待つ?

最寄りの駅は小さな、それほど栄えていない街ですが、
このファミレス以外にも、コンビニや牛丼屋さん、ファーストフード、
気づけば、眠らない街に変貌していました。

真夜中のファミレス、朝までファミレス、ちょっとやってみたいかも。

米国籍を選択?

史上2番目の若さで全米女王となった、ミライ・ナガス。
現時点でまちがいなく、バンクーバー五輪のメダル候補ですが、
注目は、アメリカ、日本の2つの国籍をもつ彼女が、どちらから出場するか?
報道によると、日本の連盟からは非公式に打診もあったそうですが。
ジュニア育成が、今のところ、上の世代ほど成果の上がらない連盟としては、
やはり、若い彼女の才能がほしい、というのが本音か。

しかし、シャーリーン・ウォン・コーチの発言として伝わってきたのは、
ミライ・ナガスは、アメリカ代表として五輪出場を望んでいる、というもの。
来季は、アメリカ代表としてシニアデビューするらしい。
普通に考えて、これは当然、というべきでしょう。
アメリカの代表争いも、これからますます激化していきそうですが、
日本には、浅田真央、安藤美姫らがいるわけですから。
アメリカで才能を開花させた選手を、横取りするわけにはいきませんし。

シニアデビュー1年目で、キャロライン・ジャンはファイナルに進出しました。
来季、ミライ・ナガス、レイチェル・フラットはどうでしょうか。

雛祭り

ささやかながら、我が家でも、雛祭りをお祝いしました。
うちのお内裏さま、お雛さまは、ちょっとふくよか。

20080303234656

目の前の雛あられ、大きすぎて遠近法的におかしい……。

明日の朝には、きっと母が早々に仕舞ってしまうにちがいありません。
毎年そうしていますが、この迷信は、あてにならないかも?

痛み……

今日は、久しぶりに某研究会に参加してきました。
先日新しくした靴を履いて、大丈夫だと思って油断していたら靴擦れ。
流血、とまでいかなかったのが幸いでしたが、ちょっと痛い。
私はどうも、サイズが見つからなかったり、靴関係の悩みが多いのです。
かかとにバンドエイド、貼っておけばよかった……。

そして、何やら左の奥歯がキリキリして、歯茎が腫れてる。
試験前でも口内炎ができないからよかった、と思っていたのに。
もしかして、親知らずが痛み出しているのかしら。
昨年ずっと歯医者さんに通って、治療を終えたばかりなのに。
ヴァファリンを飲めば忘れてしまうので、しばらくこれで乗り切ります。

フラット、逆転優勝

さて、世界ジュニア選手権女子は、今年もアメリカ勢が表彰台独占!

初優勝をねらった、SPトップのミライ・ナガスは、プレッシャーからか、
スピードもなく、ジャンプのミスもあって、FP3位で、総合も3位。
連覇を目指したキャロライン・ジャンは、SPで3位、FP2位で、総合2位。
あと一歩及ばなかったものの、シニア参戦の経験が生き、ノーミス。
逆転優勝を飾ったのは、SP2位のレイチェル・フラット。
ポテンシャルでは、ナガスやジャンをしのぐ、とも言われていた彼女。

昨年に引き続いて、アメリカ勢の表彰台独占。
ちがうのは、フラットがアジア系ではない、ということ。
キム・ヨナ、浅田真央、キャロライン・ジャン、アジア系女王が続いていました。
来季、ナガス、フラットがシニアに上がるかどうか。
いづれにしても、来季の全米選手権は、今季以上に激戦になりそうです。

日本期待の西野友毬は、FP6位で、SP4位から、総合5位に。
水津瑠美は、どうしたのか、SP10位、FP21位、総合は16位と低迷。

世界ジュニア選手権、明日深夜、フジテレビで放送です。

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