Beautiful World

降っても晴れても

リンリン

上野動物園のリンリンが亡くなったニュース、寂しいです。
パンダのいなくなってしまった上野動物園というのも、残念です。

小さいころに上野動物園で見たパンダは、じっとしていて動かなかった。
私が幼稚園のときだったから、リンリンではなかったはず。

体調不良で展示を中止した途端の、リンリンの死はいかにも悲しい。
まるで自分の役割を終えたのを知って、静かに旅立ったよう。
人間でいえば70歳くらいの大往生で、お気に入りのプールで安らかに。
人なつっこい性格で愛敬のあるパンダだったけれど、
パンダには神経質だった、というのも、悲しいような……。
繁殖のため、もっとも飛行機に乗ったパンダ、リンリン。
お疲れさま。ありがとう。

連休というのに

大型連休とはいえ、私はカレンダーどおりなので、そうでもありません。
でも、それなりに楽しみもあり、やらねばならぬことも待っている。
なのに、昨日今日と体調不良で憂鬱で、どうにもなりません。

それというのも、金曜日の夕方、美容院で髪を切ってきました。
私は、いわゆる「美容院症候群」で、シャンプー台が苦手なのです。
ただでさえ、金曜日は1時間目から4時間目まで授業があって、
すでに気分はすぐれなかったのですが、今後のスケジュールを考慮し、
ちょっと強行突破して、伸びすぎた髪をカットしてきたのでした。
新学期の疲労もたまっていたのかな、なかなかよくなりません……。

貧血のような、車酔いが続いているような、めまいのような。
美容院に行かなくても、ときどき起きるこの症状は、
いったいどうしたらいいのでしょう。
今日もせっかくのお休みなのに、ずっと寝ていました。

高橋くんは

産経新聞に、織田信成のインタビュー記事が掲載されました。
それによれば、モロゾフコーチ側から複数回のアプローチがあった?

ライバルの高橋大輔のコーチにつく、という決断には、賛否両論あり。
一部報道では、寝耳に水だった高橋大輔がとまどっており、
伊東強化部長は、「高橋がモロゾフコーチにつくかは未定」と。
ちょっと経緯が見えずらい展開になり、ファンも動揺している感じです。
高橋大輔に何の相談もなく、モロゾフコーチが織田と契約したのかどうか。

ただ、有能な指導者が複数の教え子を抱えるのは世の常ですし、
今回のことで、モロゾフコーチや織田信成を責めるわけにはいかないでしょう。
高橋大輔にとっては、非常に微妙で、複雑な心境なのはわかりますが、
連盟にとっては2人とも大事な選手だから、下手なことはしないのでは。
モロゾフ門下で刺激しあって、切磋琢磨する道もあるし、できると思いますし。

高橋大輔がコーチを変更するなら、それはちがう理由なのではないか。
高橋とモロゾフ氏のタッグの完成形が、ヒップホップ版「白鳥の湖」のような気も。
四大陸選手権で世界最高得点を出した時点で、次のステージが見えた?
ちがうコリオグラファーのプログラムに挑戦し、新境地を開拓するのもいいかも。

いずれにしても、織田、高橋両者にとって、いい結果になればいいなと願います。

追記:織田くん、大学を休学してスケートに打ち込む覚悟なのですね……。

ノンタン

昨日、池袋西武のリブロの前で、何気なく歩いていたら、
思いがけず、「アイドル」に出会いました!
それはこの人、子どものころによく読んでいた、ノンタンです。

ノンタンでかでかありがとう (ノンタンあそぼうよ)ノンタンでかでかありがとう (ノンタンあそぼうよ)
(2006/06)
キヨノ サチコ

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1976年に誕生した、偕成社の絵本のキャラクターです。
昨日は、書店で子どもたちを集めたイベントがあったらしく、登場。
今でも子どもたちに人気のノンタン、懐かしいです。

織田信成、モロゾフ氏に師事

ちらほら噂は聞いていたのでしたが、本当だったなんて。
織田信成がモロゾフコーチに師事することになり、渡米したとのこと。
周知の通り、高橋大輔、安藤美姫がモロゾフコーチの教えを受けています。
日本のトップ選手の3人が同じコーチにつく、というのはどうでしょう。

モロゾフコーチは、選手の試合に対する気持ちを挑戦的にするのが得意。
1年間の謹慎期間を経て復帰する織田くんには、いいかもしれない。
とりあえず、表彰台への近道だということは言えると思います。
韓国のショーで復帰、というのは、高橋大輔も出る、キム・ヨナのショー?
グランプリシリーズにも2試合に出場予定とのことで、順調な復帰となりそう。
特別強化選手に選ばれたのも、連盟の期待の表れでしょう。

改めて不祥事を陳謝した織田くんの顔は、少し大人っぽく、さわやかでした。
コーチ、練習環境を変えることも、スケート人生の第2ステージには不可欠かも。
何はともあれ、笑顔を見られてよかったし、今度はリンクでの勇姿を見たい。

アレルギー体質

学校のアレルギー体質の子どもに対する、文科省の指針について、
今夜、NHKのニュースで取り上げられていました。
小学校の給食で、きめ細やかな対応が求められています。

取り上げられていた小学校では、それぞれのアレルギーに合わせて、
個別に料理を作り分ける、という配慮をしていました。
手間もコストもかかるし、職員の数も必要になり、
すべての学校で同じ対応ができるとは思えませんが、すばらしい!
校長先生の采配にかかっている部分もあるし、担任の理解も必要です。

私の妹もアレルギー体質があり、修学旅行などの行事は苦労しました。
もちろん、ホテルなどでは、相談に応じて特別に食事を用意してくれるのですが、
その相談を学校側にしてもらうには、先生たちの理解がなくてはならない。
でも、当時の学校では、「好き嫌いでしょ」的な受けとめ方だったように思います。

呼吸困難になったり、じんましんが出たり、生命に関わる問題です。
明らかに、「卵です」「魚です」といった食べ物ならいいけれど、そうばかりでなく、
幼い子どもたちが自分で判断してそれを避けるのには、限界があります。
親に限らず、周囲の大人たちの配慮がやはり必要です。
いろいろな体質の人がいて、助け合い、共生することも教えるのも教育。

カレーライスの味

雑誌『ビーラブ』の、大和和紀「ゼフィルスの森」の連載第2回を読みました。
やはり、『西の魔女が死んだ』から離脱していく方向性が見えました。

豊かな自然の中で、動物たちの生命に助けられて生きることの困難と感動。
現代っ子の真奈の田舎生活は、不快なこともびっくりすることもある。
「子供が学校へ行くのは務めだろうが!」
近所のおじいさんの衝撃発言は、彼の過去の悔恨が背後にありました。
不登校の息子の気持ちを思いやれずに、家出させてしまった罪の意識が。

おじいさんは自分は「ダメ親父だ!」と言い、おばあちゃんは、
「私は……母親としてはC級ですね」と認めます。
ここが、『西の魔女が死んだ』とは、ちがっていく部分かな、と感じます。
このおばあちゃんは、『西の……』のような、完璧な人じゃない。
仕事に生き、真奈のママにさびしい思いをさせた、後悔を抱えている。
インドで学んだ、香辛料を使って煮込んだ本場のカレーではなく、
パパが作ってくれるような、市販のルウの、ごく普通のカレーをはじめて作った。
真奈のママには食べさせてあげられなかった、「家庭の味」を真奈のために。

物語の最後には、きっと、真奈は再生して、都会へ帰っていくだろう。
でも、おそらく、この物語のテーマはそれだけではなくて、
このおばあちゃんの、母親としての生き直しなのではないでしょうか。
おばあちゃんから生命を生かすことを教わる真奈と、
真奈を育てることで、再生させることで、「母」になるおばあちゃんと……。

最近の大和作品では、アシスタントなのか、後輩の漫画家さんなのかが、
背景的人物などを描いていて、違和感が拭えませんでした。
今回はそれがなく(もちろん、建物とか、手を借りていることでしょうが)、
入魂の作(?)、思い入れがあるのか、と思ったりします。
源氏物語千年紀で大忙しという大和さん、今後の展開が楽しみです。

花盗人

駅前の花壇では、色とりどりのチューリップが見頃です。
日本人がチューリップを大好きなのは、学校で育てるからかな。
素朴でいて、かわいらしくて。

20080423235648

でも、この春はチューリップにとって受難の季節となりました。
連日のように、テレビのニュースで聞く、切断事件。
身近な小動物や植物に危害を加えるのは、大きな事件の予兆のようで不吉。
しかも、前橋の事件では相当な数の花が被害にあっています。
その手間と時間を思うと、犯人の執念深さに驚かされ、恐ろしく感じます。
いったい何が目的なのか、なんて問いは、この手の犯罪には愚問なのでしょうが。
それだけ、世の中がすさんでいるということなのか……。
心にゆとりのないときは、咲いている花の美しさも目に入りませんから。

勤務先の高校では、シャガの群生が満開を迎えています。
うん、足許に咲く生命に気がつかないより、愛でてあげられるほうが余程いい。

練習場ではプロ

プロ選手として歩み始めたばかりの、16歳の石川遼くん。
先週の男子プロゴルフ開幕戦、東建ホームメイト・カップでは5位と健闘。
好成績とともに、視聴率でも、低迷していた男子ゴルフ界に貢献。
ゴルフのことなんて何もわからない私なども、ついつい彼には注目します。

日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンも、選手に彼を見習わせたいとか。
さわやかで礼儀正しいインタビューの対応ぶり、帽子を取っての挨拶を。
確かに、サッカー選手はぶっきらぼうに、視線を逸らして答えます。
試合が終わった直後で、疲れていたり、結果によっては機嫌がわるい。
観客あってのスポーツ、ある程度の説明責任(?)はあるでしょう。
文科省の資料にも、石川くん、浅田真央ちゃんが登場しているそうです。
彼らが、理想の息子、理想の娘だから、ということで。

石川くんが、ハンカチ王子よりも、浅田真央よりも優っているのは、ことば。
彼はいったい、どのような本を普段から読んでいるのだろうか。
わずか16歳の少年の、あの上手な受け答えは驚きます。
それは、ある意味、ゴルフの腕を磨くことよりも、さらに難しいはず。

「練習場ではプロになれたかな、という感じ。試合ではまだまだ子ども。」

東建ホームメイト・カップで5位になった後の、石川くんのコメントです。
彼の素直な感想にちがいありませんが、この絶妙な言い方。
いつもいつも、彼のこのような表現力に脱帽なのです。
ことばで自己規定することで、メンタルをうまくコントロールするのでしょう。
思考方法が大人だからこそ、ゴルフも向上していくのだと思います。

リンク閉鎖問題

チームジャパンの3連覇達成で、やはり日本はフィギュア大国だ、
などと、楽観的に安堵してはいられません。
ミライ・ナガスやキャロライン・ジャン、レイチェル・フラットといった、
アメリカのジュニア勢のシニア参戦におびえる前に、まずは足許を!
空前のブームが続いていても、リンク問題は何ら解決していないのです。
大阪大学や中京大学を日常的に自由に使えるのは、一部の選手。

高橋大輔の育った倉敷のリンクの営業危機は、年金問題の余波でした。
確かに、年金は非常に切実な、生活に関わる重要課題で、
フィギュアスケートと天秤にかけられることではないと思います。
問題は、閉鎖危機に陥ったリンクをどうやって救済し、支援していくか。

また、大阪府の橋下徹知事は、財政再建のため、
府立の通年型リンク「臨海スポーツセンター(SC)」の売却を検討。
スケート連盟の伊東秀仁フィギュア強化部長は20日、同連盟として、
大阪府に存続を要望する方針を明らかにしたとのこと。
臨海SCは、かつて高橋大輔も練習したリンクで、京阪神地域の練習場。
これもまた、府民の医療・教育問題と比べられる内容ではない。
当然スケート云々よりも、大事な政治課題は山積し、府民の生活に直結する。
何が何でもリンクこそが最優先だ、などとは、決して単純に考えられません。
でも、こういった課題に、日本フィギュアの隆盛の揺らぎは透かし見えてきます。
将来に危惧を抱く国民として、フィギュアファンとして、ジレンマ……。

チームジャパン、3連覇

本日は、事実上の今季最後のゲーム、ジャパンオープン。
当日になって、噂されていたプルシェンコの欠場が発表されました。
代替出場は、スウェーデンのアドリアン・シュルタイス。
土壇場になってからの発表には、作為を感じますが……。

日本、欧州、アメリカのチーム対抗戦は、日本が3連覇を達成!
プロの本田武史は体力的にきつそう、高橋大輔は調整不足からか、
男子が終わった時点では、日本は最下位という窮地。
その危機を救ったのは、中野友加里、浅田真央。
DGされたもののトリプルアクセルを跳んだ中野友加里は、ノーミス。
観客の大声援を受けて、伸び伸びと楽しそうに滑り、シーズンベスト更新。
この安定感はすばらしいし、観客に愛される選手に成長した今季。
浅田真央は、世界選手権で派手にスライディングしたトリプルアクセル成功!
途中にミスが幾つか出たものの、さすがチャンピオンの演技でした。
特筆すべきは、ずっと試合に入れていなかったサルコウを入れたこと。
来季のルール改正で、ジャンプの種類をそろえると加点という情報もあり、
早くも、その改正に向けて対応した、今日のジャンプ構成でした。
苦手なサルコウはダブルになってしまいましたが、挑戦したことに意義あり。
「サルコウ、やっちゃった〜」と言ってリンクから上がった真央ちゃん。
浅田、中野のおかげで優勝した本田、高橋は、平謝りでおかしかったです。
たとえレクリエーションでも気を抜かない、次を見据える意地が「女子力」かな。

なんとなく安心したのは、キミー・マイズナーでしょう。
大スランプだった今季でしたが、今日の演技から光明が見えたように思います。
プログラムじたいがよくなかったのも原因では、と感じていましたが、
彼女は、そのせいにせず、昨季のものに戻すなどの対策をあえて取らなかった。
その腹のすわった姿勢には、元世界女王・全米女王のプライドが見える。
来季の世界選手権は、ロサンゼルス、期するものがあるにちがいありません。
マイズナーのライバルになるであろう、ミライ・ナガスは清々しい演技。
もちろん、技術はすごく高いものの、まだまだジュニアという印象は否めない。
来季、どんな演技内容を見せてくれるのか、楽しみな未知数。
アメリカチームでは、怪我から復帰のエヴァン・ライサチェックも頑張りました。

アメリカチームが3位、アマチュアだけで戦った欧州チームが2位でした。
なぜか丸刈りのステファン・ランビエール、相変わらず美人のキーラ・コルピ。
すばらしい出来だったのは、日本の音楽を使ったサラ・マイヤー。
彼女のあのピュアなイメージは、マイズナーの清楚さとはまたちがう。

特別ゲストの荒川静香の演技も含めて、しばらく見納めの豪華な試合でした。
選手たちはアイスショーなどが続き、オフも忙しそうですが、そんな中でも、
来季につながる、いい休みを取って、準備をしてほしいなと願っています。
果たして、2季連続で世界女王を輩出した日本の女子はどうか。
浅田真央がミシェル・クワン以来の連覇を達成するのか。
安藤美姫の復活、中野友加里の飛躍はあるか。
男子初の金メダルを高橋大輔は、来季こそ勝ち取ることができるか。
そして、織田信成がどんな復活劇を見せてくれるか!

安藤、手術を回避?

明日、4月20日はジャパンオープンが開催されます。
2007ー2008シーズンのプログラムの見納め、となるでしょうか。

さて、そのジャパンオープンに故障のため欠場する安藤美姫ですが、
以前に発表されていた、オフシーズンの肩の手術を回避する意向という噂。
手術は2回必要で、半年間のブランクが生じることになり、
同じような手術を経験した選手の事例から、完治する確証もない。
さまざまなリスクを考慮した回避である模様です。
怪我と上手につきあっていくことも、実力のうちなのでしょう。

安藤美姫のポテンシャルは非常に高いし、実力は誰しも認めるところ。
しかし、どうにも浮き沈みが激しいことは否めない……。
絶好調のとき、絶不調のときの差が、大きすぎる気がしてならない。
もちろん、精彩を欠くことは誰にでもあるし、仕方がないかもしれないけれど、
彼女の場合は、故障それじたいが問題というよりは、精神的なこと。
競技へのモチベーションをどのように維持するか、がもっとも課題でしょう。
そういう揺らぎが、安藤美姫の魅力ではあるのですが。
彼女はきっと、本当に普通の女の子なのだろうな、と思います。
挫折、復活を繰り返す安藤美姫の来季は、復活か?

『世界の源氏物語』

千年紀ということで、出版はやはり相次いでいます。
源氏物語千年紀委員会推薦の、『世界の源氏物語』を購入しました。

世界の源氏物語 (ランダムハウス講談社MOOK)世界の源氏物語 (ランダムハウス講談社MOOK)
(2008/04/04)
ランダムハウス講談社編集部

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こちらにも、瀬戸内寂聴さんが登場しています。
源氏物語を英語訳したアーサー・ウェーリーのことや、
パリのギメ美術館に寄贈された、西陣織の源氏物語絵巻や、
現在、進められているという源氏物語の新しいフランス語訳に関してなども。
源氏絵が多く見られるのが面白く、堪能しました。
源氏香、能、歌舞伎、意匠、和菓子と、源氏文化のひろがりも。
源氏物語についてのムックは多いですが、これはグローバルな視点から。

そういえば、大学の外国語選択はフランス語でした。
2年間だけの学習でしたが、勉強している間はけっこう頑張った気がする。
でも、フランス語訳の源氏物語を読んでみたいと思いつつ、
もう一度、フランス語の勉強をやりなおすのはしんどいなと思います……。
しかし、英語よりは、私の場合、可能性はあるかな?

品格ブーム

本日、4月18日の「朝日新聞」朝刊に、興味深い記事がありました。
「もっと知りたい!」のコーナーの、「女性はなぜ『品格』を磨く」。
昨年あたりから続く、「品格ブーム」に対する疑問です。
坂東真理子さんの『女性の品格』(PHP新書)の売れ行きは好調で、
マナー講座は盛況、女性たちは何を求めて「品格」を磨くのか。

ジャーナリストの速水由紀子さんのコメントによると、
「現代女性のあこがれの理想の女性は、美しく、
お金持ちで生活を優雅に楽しみ、しかも既婚で男性に愛されている女性」。
つまり、女たちの「戦い」に参戦する必要もなく、下位女性の雲の上に。
戦わずして、ほかの女性たちの上位に、当然いるという感じ。
どの角度から見ても、「余裕」でいられる特権的立場です。

なぜ、「女性」の「品格」がこれだけブームになるのか、といえば、
男女平等を押し進めてきた、教育現場に問題があったとも思えます。
極端な学校では、男の子にも女の子にも「さん」付けで呼び、
お雛祭りや端午の節句は「性差別」なので、行事はなし。
運動会の騎馬戦も男女混合(!)という、「平等」が強調されてきました。
そこでは、いわゆる「女らしさ」みたいなものは求められないし、
そういう環境の中では、必要ではないから、育まれもしなかったわけです。
むしろ、男性と同じように働き、能力を身につけ、発揮することが求められた。
その反動で、「女らしくあるべきではないか、女らしくありたい」と、
女性たちが自問自答していって、「女らしさ」を奪い返そうとしているのかも。

昭和女子大のアンケートで、昨年の新入生が選んだ「品格ある女性」は、
1位が美智子皇后、2位は松嶋菜々子、3位が雅子さま、4位に吉永小百合。
美智子さまや雅子さまのお名前があがるのは当然として、
なるほど、という感じがするのは、松嶋菜々子と吉永小百合。
確かに、美しく、エレガントだし、語り口も穏やかできちんとした言葉づかい。
また、みんながあこがれるけれど、決して(いい意味で)個性的ではありません。
突出した特徴はなくても、万人に好かれる上品さはシンプルで、強い。

招致

日本スケート連盟が、2011年のフィギュア世界選手権を招致したそうです。
2010年がバンクーバー五輪ですから、その翌年ということになります。
2006年のトリノ五輪の翌年、昨年3月、東京大会が開催され、
新世代の活躍が際立つ中で、安藤美姫が優勝したばかり。
やはり五輪が終われば、引退、休養を取る選手が出て、顔ぶれが変わります。
2011年の世界選手権も、五輪の結果しだいで世代交代が進むかも。

日本ではこれまで、1977年、1985年、2007年に東京で、
佐藤有香が優勝した、リレハンメル五輪直後の1994年に幕張で、
ソルトレイク五輪直後の2002年に長野で、世界選手権が開催されました。
選手育成、強化、人気継続につながるという、招致メリットが第一でしょうか。

ライバルにどんな国が立候補してくるか、まだわかりませんが、どうだろう。
来季のグランプリファイナルは韓国(ソウル)ですが、
その次のファイナルは日本も招致しており、開催が予想されています。
有力選手が多いので、こういった招致活動も有利になるのかしら。

フィギュアブームとはいえ、リンク事情は改善されていません。
関西大学や中京大学で自由にリンクを使えるのは、一部の選手。
フィギュアブームで生徒が増えれば、その分、貸し切り時間も減ってしまう。
そんな悪循環(?)を、中野友加里も経験しています。
逆境をバネに、集中して練習するようになった、とも話していましたが。
閉鎖の危機にあるリンクも、いくつもあります。
高橋大輔が育った倉敷のリンク、船橋のリンク、財政難の大阪のリンク。
大きな大会の招致も、もちろん競技のためになりますが、
危機にあるリンクの救済につながっていくような、そんな対策も、
スケート連盟としては、何かできないものなのでしょうか。

カエルさん

カエルさんのぬいぐるみを買いました。

20080416000306

「無事帰る」で、縁起がいいかなと思いまして。
頼むよ、カエルさん!

新学期

月曜日から、実質的な新学期で、授業開始です。
中学1年生は、まだまだ緊張ぎみで初々しい感じでした。
でも、待ったなし、来週から毎週のように小テストが続きます。

校内は、今が花盛りで、何とも美しい風景。
花が咲き乱れる窓の外や、チャイムと同時に着席する生徒に、
都立校から転任されてきた先生は、奇跡を見るようなまなざし。

染井吉野は散りましたが、八重桜、山桜が満開です。
雪柳も、山吹も、ゴージャスな咲きぶり。
色とりどりのチューリップが、雨の中で蕾を揺らしていました。
足許には、白とピンクの芝桜、ほんのり薫ります。

中央線

先日は、中央線の運転休止に翻弄されました。
電車を回避して乗ったバスも、いつも以上の混雑でした。

思えば、高校・大学の通学に中央線を使っていましたが、
不思議と高校生のころは滅多になかったような気がするのに、
大学生のころ、ほぼ毎日のように運転休止の災難に遭っていたのです。
人身事故や、今日のような不具合や交通事故や、いろいろな理由でした。
本屋さんやファーストフードで時間をつぶしたり。
通学時間ではなくて、帰宅時間に多かった記憶があります。
駅で止まればまだいいけれども、電車に缶詰状態に閉じこめらることも。
ケータイも普及していなかったから、おばさんが見知らぬお兄さんに、
「ケータイ、貸してくれない?」とか言って、家族に連絡していたり。
困惑しつつも、「あ、どうぞ」と貸してあげていたお兄さん……。

なぜ、中央線はこんなにも事故が多発するのか、と騒がれもして。
オレンジ色がよくないとか、踏み切りのあの音がわるいのだとか……。
神主さんによるお祓いもされたりしていたっけ。
電車通学を始めたばかりの新入生にとっては、最初の難関だったかも。

カモと花

来週から、中学校(今年度は中学生の担当)と大学の授業開始。
春休みが終わってしまう焦り、寂寥感とともに過ごす週末は、
春のなごりと気の早い初夏の訪れを探しに。

川沿いの土手を散歩すると、そこにはカモが!

20080413001224

このあたりにつがいで住んでいる様子。
染井吉野はもう散ってしまいましたが、川縁には菜の花。

20080413004445

黄色い花の群れは、目を引きつけられます。
白い桜の花は、今が満開でした。

20080413004503

六条院の紫の上の庭は、季節をずらして、花がたえなかったとか。
旬のお野菜を食べるのがいちばん美味しいように、
その季節の盛りの花を愛でる、そういうゆとりある生活にしたいものです。
でも私、いろいろな仕事や事情が重なって、5月中旬くらいまで、
休みなし、心の平安もなかなか訪れそうにありません……。

『3月のライオン』

やっぱり、羽海野チカはいいなぁ〜、と再確認できた新作です。
なんだかんだと文句を言いながら、ドラマ版の『ハチクロ』を見続けて、
少女漫画という表現方法の雄弁さに感動していた矢先に。

3月のライオン 1 (1) (ジェッツコミックス)3月のライオン 1 (1) (ジェッツコミックス)
(2008/02/22)
羽海野 チカ

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連載は、『ヤングアニマル』ですが、これは少女漫画でしょう。
『ハチクロ』の後半で主題化されていた、「才能」ゆえの苦悩がテーマか。
加えて、「死」の悲しみが背景に色濃く影を落としています。

主人公は、17歳のプロ棋士、桐山零。
あかり、ひなた、モモの3姉妹に出会って、「何かを取り戻していく」物語。
今のところ、恋愛には発展していきそうにない、優しい交流です。
ライバルの二階堂春信くんは、病気を抱えているようだし、
「勝つ」こと、「負けたくない」こと、「勝つ」ことの意味が問われそうです。
その意味で、零は、はぐちゃん、森田さんの弟なのだと思います。
あかりさんの豊かな胸は、母性の象徴なのかな。
あかりさんによって、零は(心身ともに?)「フクフク」になっていくのか。
身体が「フクフク」な二階堂は、それでも、痛みを抱えて抑制して生きている。

この物語は、エディプス・コンプレックスとは少しちがうけれど、
「父殺し」が主題の物語になっているのでしょうか。
正確には、「父殺し」におびえる零の物語かな。
その「才能」で、将棋ではすでに「父」を超越し、家族を崩壊させてしまった零。
冒頭には、将棋で「将棋のお父さん」に勝ってしまった零が、
「父殺し」のニュースを聞いて、「まるで素手で殴ってるような感触がした」と。
零を引き取り、棋士に育て上げた、「将棋のお父さん」を彼は愛している。
繕ったセーターをいとおしむ零は、これから「父」とどう向き合うのか。

シリアスとコメディーのバランスが絶妙な、そこが魅力です。
『ハチクロ』よりも数段ナイーヴな、みんなが傷を抱えながら生きる街の物語。
でも、零の住む六月町からあかりたちの三月町へは橋を渡らなければ行けない。

フレンズ・オン・アイス2008

今日も、またまたアイスショーの新情報です。
荒川静香の「フレンズ・オン・アイス」が、今年も開催されます。

7月5日、6日、新横浜プリンスホテルアイスセンターにて、
現時点で決まっている出演者は、荒川静香、恩田美栄、
中野友加里、本田武史、田村岳斗。
今年で3年目になる、「フレンズ・オン・アイス」ですが、
例年の出演者からして、まだ増えるでしょうか。

昨年の「クリスマス・オン・アイス」では、リンクに雪を降らせるなど、
アイスショーのエンターテイメント性の向上に、貪欲に取り組む荒川静香。
「フレンズ・オン・アイス2008」では、どんな趣向を見せてくれるのでしょうか。

ドリーム・オン・アイス2008

続々とアイスショーの情報が入ってきています。
6月に開催されるのは、「ドリーム・オン・アイス2008」です。
新横浜で、6月27日、28日、29日の全4公演が予定されています。
これまた、豪華な出演者が発表されました。

■男子シングル
高橋大輔、小塚崇彦、南里康晴、中庭健介、無良崇人
佐々木彰宏、羽生結弦
■女子シングル:
浅田真央、安藤美姫、中野友加里、村主章枝、水津留美
西野友毬、石川翔子
■アイスダンス:
キャシー・リード&クリス・リード
■シンクロナイズド:
東京女子体育大学クラブ
【特別招待選手】
■男子シングル:ジョニー・ウィア、ステファン・ランビエール
■女子シングル:キム・ヨナ
■その他:(財)日本スケート連盟が推薦する選手

やはり、メンバーに織田信成の名前はありません……。
出演者はあくまでも「予定」であり、最後の推薦選手が追加されるのかな。
この発表では、武田奈也や太田由希奈の名前が見られません。
個人的には、キム・ヨナの新EXをまた見たいです。

一方、名古屋で開催される「THE ICE」は7月26日、27日。
今のところ、浅田真央、浅田舞のほか、
ジェフリー・バトル、ブライアン・ジュベールの出演が決定しているようです。
因縁のバトル、ジュベールがそろうわけです。
世界選手権の男女チャンピオンの演技が見られる公演になります。
オフシーズンといえど、選手たちは新プログラムを作成しつつ忙しそう。

フェスタ・オン・アイス

韓国のIBスポーツは、5月のアイスショー出演者を発表しました。
韓国の木洞アイスリンクで行われるアイスショーで、メダリストが集結します。
サブタイトルは、「世界フィギュア・オールスター招待公演」。
アイスショーの演出は、コーチのブライアン・オーサーが担当します。

日本からは、荒川静香、高橋大輔が参加予定。
アメリカのジョニー・ウィアー、カナダのパトリック・チャン、
スイスのサラ・マイヤー、ステファン・ランビエール、
ドイツのペア、アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ組、
カナダのアイスダンス、テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー組、
中国のダン・ジャン&ハオ・ジャン組らが出演します。

また、世界選手権に出場したキム・ナヨンや、
4日のトリグラフトロフィ・ノービスで優勝したユン・イェジも特別出演。
ユン・イェジは、「リトル・ヨナ」と言われる選手で、
優勝した大会には、キム・ヨナに譲られた衣装を着て出場したとか。
その大会は、キム・ヨナが初めて出場して優勝した国際大会なのだそうです。

キム・ヨナの活躍で、次の世代も頭角を現しつつあるようですので、
韓国フィギュアの将来も楽しみになってきました。
来季のグランプリファイナルは、12月に韓国で開催されます。

桜、散る

本日、入学式を迎えた学校も多かったようです。
新しい学年の始まり、午後からの雨で、桜も散り始めました。
写真は、満開に咲こうとしている、数日前の写真です。

20080408001023

国語の教科書だったか、国語便覧だったか、こんな短歌を見つけました。

 桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり

                                   岡本かの子

素直な歌意で、不器用ながら精一杯に生きたかの子らしい歌。

『とはずがたり』1

美桜せりな『とはずがたり』の第1巻、遅ればせながら読んでみました。

とはずがたり 1 (1) (フラワーコミックス)とはずがたり 1 (1) (フラワーコミックス)
(2008/01/25)
美桜 せりな

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期待していなかったのですが、まあ、結果も同じでした。
『源氏ものがたり』(フラワーコミックス)に同じく、古典をちょっとHに。

 嫉妬に狂う御所様を見て しぼみかけてたあたしの心が満たされていく
 いつもこんなふうに あたしだけを見て あたしだけを抱いてくれてたら
 きっと実兼様と関係を持つことなんてなかった
 実兼様への思いは 淡い初恋のままで 胸の中にしまっておけたのに
 (美桜せりな『とはずがたり』1、小学館)


海野つなみ『後宮』(講談社)も、『とはずがたり』を原作としていますが、
やはり、両者の世界は異なっています。

「ゼフィルスの森」

雑誌『BEーLOVE』で、大和和紀の新連載が始まりました。
タイトルは、「ゼフィルスの森」で、4月1日号の表紙を飾っています。

「ゼフィルス」とは、蝶の名前ですが、「自然と命が響き合う物語」。
登校拒否になった「真奈」が、森の中のおばあちゃんの家に住み始めます。
真奈は小学校5年生の11歳で、大和作品で子どもが主役といえば、
名作『眠らない街から』シリーズを彷彿とさせますが、
この作品は、梨木香歩の人気小説『西の魔女が死んだ』に似た感じです。
『西の……』のヒロインの「まい」は、中学生でした。
「まい」は、おばあちゃんに生きる術を学ぶ、「魔女修行」をするわけですが、
こちらのおばあちゃんも、「魔女っぽい?」のです。
なにやら「秘密の部屋」もあるようで、導入はよく似ていましたが、
そこは大和和紀、これから差異が出てきて、ちがう作品になってゆくでしょう。

源氏物語千年紀にあたり、『あさきゆめみし完全版』も発売されます。
4月25日、第3巻まで刊行予定で、一冊1500円のデラックス版のようです。

自分の文章を読む

ここ数日、わけあって、以前書いた文章を読み直し、整理しています。
以前、と言っても、いちばん古いもので10年も昔のものです。
もちろん、内容は覚えていますが、こんなふうに表現していたんだ、
と我ながら驚いたり、呆れたり、悩んだり、忙しいです。

10年も経てば、文体も表現も、リズムも変わります。
かと言って、書き直すというのは、あまりに時間が経ちすぎて無理。
どこか修正しようとすると、あちらもこちらもおかしくなってしまう。
そのうちに、何がなんだか混乱してきて、収拾がつきません……。

安心して読み直すことができるのは、ここ2年くらいに書いた文章です。
記憶が新しいから、内容も頭に残っていて、そのせいもあるかもしれない。
他人が読めば、昔も今も、そんなに変わらない文章なのでしょうか。
でも、自分で読んでいるとやはり、ちがっています。
以前の文章の呼吸のようなものに、もはや対応できないのです。
どちらが上手いとか、下手だとか、そういう基準ではなくて。

ジャパンオープン、出場者決定

シーズン最後となる、地域別対抗戦「ジャパンオープン」が開催されます。
4月20日、各地域を代表するトップスケーターがチーム戦で戦います。
故障の安藤美姫が欠場し、中野友加里が参加することになりました。

日本…浅田真央、高橋大輔、中野友加里、本田武史
北米…キミー・マイズナー、ミライ・ナガス
     エヴァン・ライサチェック、トッド・エルドリッジ
欧州…キーラ・コルピ、サラ・マイヤー、エフゲニー・プルシェンコ、
     ステファン・ランビエール

世界選手権を欠場したライサチェック、全米女王のミライ・ナガスが参加。
ブログ検索でも急上昇の美女スケーター、キーラ・コルピも来日。
アマチュア復帰予定のプルシェンコのコンディションも、気になるところです。
試合の後には、ガーラ「カーニバル・オン・アイス」も開催され、
荒川静香、浅田舞もゲスト出演、今年も豪華な顔ぶれとなります。

中野、プリンスホテル所属に!

シーズンオフですが、待ちに待った朗報が届きました!
早大を卒業して、早大大学院に進学した中野友加里が、この4月から、
プリンスホテルの登録となることが発表されたのです。
試合に出たときなどは、中野友加里(プリンスホテル)となるわけです。

記事を読んだ限りはわかりませんが、これはスポンサー契約なのでしょうね。
こんな美しいスケーターになぜスポンサーがつかないのだ?と、
ロシアの新聞などで疑問視されていた、中野友加里の最大の課題がクリア。
2年後に迫った、バンクーバー五輪を目指す環境が整いました。
プリンスホテルは、伊藤みどりや荒川静香が所属してきた名門で、
国内唯一のアイスショー、プリンスアイスワールドも抱えていますから、
先々のことを考慮しても、とてもいい所属先だと思います。
努力をコツコツ続けてきた中野友加里の「根性」がつかみとった、結果です。

一方、同じく関西大学を卒業した高橋大輔も、関西大学大学院に入学します。
世界選手権で卒業式に出席できなかったため、入学式に参加し、
卒業証書を授与され、記念の金メダルや特別功労賞を受けました。
高橋大輔は、「後輩の織田くんといっしょにバンクーバーに行きたい」と宣言。
この言葉をいちばん喜んでいるのは、もちろん、織田くんでしょう。

『家庭画報』

朝刊にも大きく広告の出ていた、『家庭画報』を購入。
特集は、「源氏物語 ふたたび」で、充実した内容です。
ドナルド・キーン氏の選んだ名場面を原文で味わうコーナーには、
末摘花巻の光源氏と紫の上の雛遊びの場面、
名文の誉れ高い須磨巻の「いとど心づくしの秋風に」の場面、
そして、真木柱巻の北の方が鬚黒に灰をかぶせる場面が選ばれています。

また、瀬戸内寂聴さんが、紫式部について語っている部分は、
先日の神田共立講堂における講演の内容に近く、わかりやすいく面白い。
色鮮やかな絵巻の絵や、現在開催中の「王朝絵巻 女流六人展」の作品紹介。
源氏物語の翻訳本、衣装のカラーコーディネイト、現代語訳と原文ガイド。
翻訳に関しては、新国文学資料館で展示予定のこと。
5月には、笠間書院から『源氏物語【翻訳】事典』が刊行予定のようです。
近年、近代の源氏物語享受をめぐる研究がさかんになり、
与謝野晶子から瀬戸内寂聴まで、現代語訳の比較は行われてきましたが、
今回は新全集、古典集成、新大系という注釈本の比較があって新しい試みです。

そういえば、私は現在は新全集本で源氏物語を読んでいますが、
卒論を書いていたときは、ゼミのテキストだった集成本を使っていました。
集成本は、値段も安く、小ぶりで、学生が持つにはちょうどよく、わかりやすかった。
「有職故実が好きな人にはおすすめ」で、「鑑賞すべき点にも言及」してある。
なるほど、はじめて源氏物語の研究なるものに足を踏み入れるのには、
集成本がなかなか適当だったのかもしれない、と思います。
現代語訳が原文のすぐ横についているし、一般読者も楽しめる作りです。

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