2008
06.30

始まりは、赤と黒

昨日、フジテレビで放送された、「ドリーム・オン・アイス」を録画鑑賞。
驚いたのは、多くの選手の衣装が赤と黒だったこと。
例年も、ある程度の流行はありますが、これはどうしたことでしょう。
プログラムも、タンゴ系が多く、総じて重厚だった気がします。

武田奈也は相変わらず元気いっぱい、笑顔いっぱい。
昨季の世界ジュニアで16位と惨敗した、水津瑠美の「ナディア」は、
エキゾチックで魅力的なプログラムだから、世界の舞台で披露してほしい。
小塚崇彦は、彼らしい、ちょっとクラシカルでノスタルジックな雰囲気。
伸び盛りの彼女たちがどんな新シーズンを迎えるか、楽しみです。

村主章枝の、パントマイムを取り入れた「ピエロ」はまさに村主ワールド。
表情は明るく、昨季よりも身体がよく動いているみたい。
モロゾフ氏に師事して、復活の鍵はやはりジャンプでしょう。

これぞ女子フィギュア、という演技を見せてくれたのは中野友加里。
「ウエストサイドストーリー」から「somewhere」を披露してくれましたが、
またスケーティングが滑らかになったように感じました。
丁寧な手の動きも映え、細かいステップがなかっただけ清涼感を感じて。

ジョニー・ウィアーやステファン・ランビエールは、彼ららしい演技。
国内復帰を大歓声に迎えられた、織田信成にブランクは感じられません。
ジャンプもきれいに跳んで、モロゾフらしい動作も無難にこなし、
韓国で見せたときよりも、滑り込んだ印象の「トスカ」でした。
一方、モロゾフ氏と離別した高橋大輔は、早くもSPを披露しました。
宮本賢治が振り付けたという「eye」は、彼の個性を生かしたプログラム。
力強さにしなやかさ、色気も加わって、モロゾフ作よりもいい感じ?

高熱で無理をして出場したらしい安藤美姫は、なんと「ボレロ」。
いつか滑りたいと熱望していた曲を、EXにもってきました。
世界選手権の途中棄権からの復帰でしたが、肩の痛みなどはまだ。
ジャンプは完全復活とは言えませんが、「ボレロ」をよく滑りこなしています。
涙の引退願望から涙の復活を繰り返す安藤美姫だから、次は復活か。

圧巻は、世界女王となった浅田真央の、タラソワ作の「Por una Cabeza」。
EXと言っても、彼女のもつ技術の高さを余すところなく生かした印象。
その自信に満ちた、観客に向けられた表情も、女王の貫禄あり。
スケートに貪欲な選手ともっと貪欲なコーチの出会いは、こんなにも幸福なのだ。
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