Beautiful World

降っても晴れても

『女学校と女学生』

現在でも、女子校や女子大は、特殊な場所ではあると思います。
ただその中にすっかり安住してしまうと、もうそれがごく普通の世界に。
明治の女学校に関しても、実は以前から興味があるのです。
女子教育を先導してきた女学校を前身とする伝統校が、私の母校です。
前にも書いたように、「紅緒」の後輩であり、「万里子」の後輩だから。

女学校と女学生―教養・たしなみ・モダン文化 (中公新書 1884)女学校と女学生―教養・たしなみ・モダン文化 (中公新書 1884)
(2007/02)
稲垣 恭子

商品詳細を見る

少女小説の流行、ミッション女学校のあり方など、興味深い内容ばかり。
とりわけ、女学校という共同体における特異な関係として「エス」がおもしろい。
「シスターフッド」の頭文字を取った「エス」は、「ロマンティックな姉妹関係」。
たいていは「手紙」から、その関係が始まるのだそうで、文通したり。
異性への思いとは微妙にちがい、その手紙にも、憧れや思いやりが見える。
女学校によっては呼び方が異なり、「ご親友」とか「おハイカラ」、「オネツ」とか。
こうした関係性は、少女雑誌や少女小説に登場した、「女学生文化」。
いわば結婚前の、身体をともなわない、「清い」「慈しみ会う」関係なわけです。

学部時代、おしゃべりの多かった女子大生に、年配の講師の先生が、
「○○女子大の学生として恥ずかしくないのか」と怒鳴ったことがありました。
「ここは、○○女子大や○○女子大のような裁縫学校から始まった学校とちがう」
「女子に学問を教えるために開かれた女学校の学生として情けない」と。
私が在学当時は、まだ「ごきげんよう」の挨拶も残っていました。

HOME

本棚
四季の花時計

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター
プロフィール

もも

Author:もも

最近の記事
カテゴリー
カレンダー

06 | 2008/07 | 08
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

リンク
RSSフィード
Powered By FC2ブログ