美少女(1)

「ナンバー」777号(2011年5月12日、文藝春秋)に、庄司理紗が取り上げられていました。
最新号ではないので、書店にはないでしょうが、ぜひ御覧ください。
華やかな衣裳ではなくて、練習着姿のグラビアですが、とても愛らしく映っています。
かわいい笑顔はもちろん、それ以上に、リンクに立っている、たたずまいがいかにも美少女!

これまでにも、浅田真央をはじめ、アイドル的なスケーターはいましたが、
どことなく、庄司理紗は何かがちがう、と感じていたのですが、記事を見て、理由が判明。

 品の良い顔立ちにスラリと伸びた手足。柔らかい滑りと艶やかな表現力。
 日本女子フィギュア界層厚しといえども、ここまで正統派のスケーターは稀有な存在だ。
 ジュニア初シーズンとなった今年の世界ジュニア選手権では、見事5位入賞を果たした。
 「実感はまだないです。レース前は海外選手の練習に見とれていましたし……」
 荒川静香を彷彿とさせる14歳の持ち味は、ジャンプから空中姿勢への身のこなしである。
 「コーチの重松直樹先生が感覚を言葉で細かく教えてくれているおかげです」と笑うが、
 中学3年生にして、理論を身体に落とし込む理解力は驚くほど高い。
 自らの課題への考え方も、しっかりしている。
 「どのジャンプが苦手とかは思わないようにしています。
 考えすぎて跳べなくなるから」
 あどけなさも残る。学校では早弁をし、休み時間には鬼ごっこをすることもあるという。
 「先のことは考えられないので、今は満足できる演技ができればいいです。
 躍ることが好きだから」。
 その自然体がまた、古き良き時代の優雅なスケーターを思い出させてくれる。
 (「ナンバー」777号、2011年5月12日、文藝春秋)

初出場の全日本選手権で5位、世界ジュニア選手権でも5位に入賞し、実力は折り紙付き。
でも、安藤美姫や浅田真央、村上佳菜子が出てきたときの衝撃とは、何かちがった。
記事にあるように、端正な顔立ち、落ち着いた雰囲気は、正統派。
そう、「古き良き時代の優雅なスケーターを思い出させてくれる」のかもしれない。

彼女がとりわけ注目される理由の1つは、東京出身の有望選手ということもあるでしょう。
スケート王国の名古屋でも、荒川静香らを輩出した仙台でもなく、横浜でもない。
成蹊中学校に通い、西武東伏見FSCに所属する、庄司理紗。
その経歴も、現在の女子トップ選手たちとは異なり、熱い視線を浴びています。
名古屋出身の安藤美姫や浅田真央、村上佳菜子、あるいは、中野友加里といった選手たちは、
その演技からも、練習ぶりからも、発言からも、貪欲さが感じられました。
しかし、庄司理紗は、まだ年若いこともあってか、そうした欲はいい意味で希薄な気がする。
少なくとも、そうした部分は胸にしまって、容易に表さないというか。
彼女が身にまとう独特の雰囲気が、霞がかったように、それらを覆い隠しているからでは?

余談
末次由紀『ちはやふる』(講談社)が、今年10月からテレビアニメ化されるようです。

休みがほしい……。そうつぶやかずにはいられない、ここのところの多忙さです。

Tag:フィギュアスケート 

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