2012
09.30

「涙こらえ やり直す」

中部選手権で優勝した村上佳菜子、昨季はスケート靴の調整で苦しみました。
昨季の世界選手権では、SPで2位と好発進、総合でも5位入賞。
大人の演技を模索する17歳は、今季、シニア3年目を迎えて、ソチ五輪を目指します。

世界選手権、同学年の羽生結弦が銅メダルを獲得し、刺激を受けつつ、
ジュニア時代からともに頑張ってきた羽生結弦に続いて、「今度は私も」と思う。
そのためにも、昨季のようなスケート靴のトラブルや体調不良には気をつけなければ。
自己管理をしっかりとして、「今までの倍、練習しなきゃ」(山田満知子コーチ)。

 今季は絶対に同じ失敗をしたくありません。
 悔しさのおかげで、練習に向かう気持ちも変わりました。
 以前はミスが続くとふてくされることもありましたが、
 今は踏ん張れるようになりました。
 涙は出てくるけど、ぐっとこらえてもう一度やり直そうって。
 靴は、少しでも違和感があれば替えるようにしています。
 昨季、同じ靴を無理にはき続けようとして苦労しましたから。

早いもので、村上佳菜子も、高校3年生です。

 高校生活もあと8カ月ちょっと。早いですね。
 この3年間で、性格が落ち着いてきた気がします。
 身長は10センチ近く伸びました。
 俊敏さが少し落ちた気がするけど、ほとんど影響は感じません。

そして、気になるのは、世界選手権の表彰台を目指すためのプログラム。
村上佳菜子の新SPは、昨年同様にマリーナ・ズエワの作品。
新FPは、パスカーレ・カメレンゴ振り付けのタンゴ。

 今季のフリーは、にぎやかなタンゴ曲を予定しています。
 ジュニア時代に戻ったような曲調で、自分の一番の得意分野だと思います。
 SPは大人っぽい曲で、昨季のフリーのように表現の難しさがあります。
 いずれにしてもジャンプをいかに跳ぶか。
 昨季は途中で断念したフリップ-トーループの連続3回転を自分のものにしたいです。
 (2012年7月14日「中日新聞」朝刊/「ソチへジャンプ」)

村上佳菜子は、3トーループ×3トーループの成功率は高い。
その他の種類の組み合わせの3回転で連続ジャンプができれば、大きな武器になる。
ちなみに、今井遥は、3サルコウ×3トーループを入れるとか。
昨季あたりから、種類はともかく、3×3が表彰台への鍵になっていますから、
その完成度を上げていくことが、ソチ五輪へのプロセスになるでしょう。

余談
浅田真央の新FPは、「白鳥の湖(チャイコフスキー?)」(タチアナ・タラソワ振付)!
来週のジャパンオープンで、はじめて披露されます。
佐藤信夫コーチいわく、スケーティングに美しさだけでなく力強さも加わったとか。
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