2014
03.31

村上佳菜子、引退を考えていた

鈴木明子が、日本スケート連盟に正式に引退届を提出したそうです。
「幸せな選手生活だったの」
そう言って引退できることは、何よりです。
今季は、全日本選手権で優勝。
遅咲きの選手でしたが、バンクーバーとソチ、2度の五輪にも出場できました。
チームジャパンの中でも、お姉さんとしての役割を果たしてくれた。
今後は、プロのスケーターとして滑りを披露してくれますし、
夏の教化合宿では、後進の指導役としても活躍し、経験を伝えてくれます。
お疲れさま、ありがとう、と言いたいと思います。

そして、意外なのか、やっぱりなのか、村上佳菜子も引退を考えていたと告白。
羽生結弦と同じ、まだ19歳の村上佳菜子。
「この試合が良かったら終わろうと思っていた。十分、頑張ったかなと思って」
回転不足の判定に苦しみ、ソチ五輪で12位、世界選手権で10位。
四大陸選手権では初優勝しましたが、苦しんだ今季。
やりきった、という思いはなかった。
「やりたくないと思えばやめるし、もっといけると思えば続ける」
来季は続行、その後も1年1年、考えていく。
4年後の平昌五輪を目指すかどうかは、現時点では決められないとしました。
同級生と同じように、普通の女の子みたいに生活したい。
そういう思いは、ほかの女子選手よりも強いのではないでしょうか。
コーチになりたい、という夢もある。
その点では、今後の目標がまだ見つからない、と言った浅田真央以上にビジョンあり。
迷いや葛藤、お姉さんたちが引退してしまう不安があるでしょう。
でも、まだまだ伸びていく選手ですから、もう少し見守りたい気がします。

余談
3月31日「朝日新聞」夕刊に、「NHK『ごちそうさん』戦時統制、しっかり描写」。
そして、代わってスタートした「花子とアン」。
冒頭、老けメイクを施した吉高由里子さんに、この役にかける覚悟を感じました。
クランクインのとき、唇を震わせて「正念場」と繰り返した気持ちを。
あの空襲で、『赤毛のアン』の原書が燃えてしまっていたら、
あの物語を知らなかった少女たちがいた、と思うと、村岡花子の熱意を感じます。
1945年、村岡花子は52歳、め以子は40歳、梅子は16歳とか。
め以子は東京で、年下でもあるけれど、お嬢さま気質だったんだなと改めて。
「曲り角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。
でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの」
新潮文庫では516ページに出てくる、アンのマリラへの発言です。
「その道がどんなふうにのびているかわからないけれど、どんな光と影があるのか
ーーどんな景色がひろがっているのか」
はなちゃんが幾つもの「曲り角」に出会い、「光と影」の道を通っていくのでしょう。
back-to-top