2014
05.31

「村岡花子展 ことばの虹を架ける~山梨からアンの世界へ~」

Category: 村岡花子
山梨県立文学館「村岡花子展 ことばの虹を架ける~山梨からアンの世界へ~」へ。
予想以上の朝ドラ効果で、来場者は26000人を見込んでいるとか。
充実の展示内容に、『赤毛のアン』が現在まで伝わる大きな功績であるのはもちろん、
でも、それは村岡花子の軌跡のほんの一部にしかすぎない、と実感します。
常設展では、林真理子さんの『白蓮れんれん』の自筆原稿も見ることができました。



増刷された図録をなんとかゲットしましたが、買わなければ後悔する内容です。
話題の「てっ」スタンプも、衝動買い。



また、館長でもあり、歌人の三枝昻之氏による関連講演会も拝聴しました。
「をみななればーー村岡花子・短歌の魅力」
明快なお話で、村岡花子の前期短歌が与謝野晶子的な熱血短歌であること、
後期短歌は石川啄木の影響を受けた記録短歌であること、
花子の短歌の変遷は、近代短歌100年を追うこととパラレルであるとわかりました。
花子は、「心の花」においても、目次に載るくらい有力な歌人として認められていたと。
お話にもありましたが、花子の歌集も刊行されることを願います。
会場には、村岡美枝さん、村岡恵理さんもお見えでした。

甲府駅周辺も、「花子とアン」でもちきり。



甲府駅のすぐ近くに、NHKの支局もあります。



甲府駅前には、信玄公もおられます。



甲府といえば、ほうとうもしっかり食べてきました。



体力低下ぎみな今日この頃、でも、知的好奇心を刺激されると元気が出ます。

余談
花子の縁談は終わってしまいましたが、パルピテーションは感じるもの、
それが、花子と村岡印刷さんの大恋愛に生きてくるのかな。
たえさんが「みみずの女王」の続きを読んでくれたこと、徳丸さんの優しさ、
吉太郎(あの羽織袴も徳丸さんが用意してくれた)とおとう、しみじみ場面ばかり。



家のために頑張って、我慢してきた吉太郎が、ついに曲がり角を曲がった。
吉平も、それをちゃんと見送っていた。
「誰か似る鳴けようたへとあやさるる緋房の籠の美しき鳥 白蓮」
蓮子は歌集の出版に動き出すようです。
ドラマは今、大正3(1914)年の春、花子は21歳。
白蓮の最初の歌集『踏絵』は、大正4(1915)年3月に竹柏会より出版されました。
佐佐木信綱の序章、装丁は竹久夢二。
花子も白蓮も、パルピテーションな衝動に突き動かされるのはもう少し先のこと。
録画を整理しようと思い、「八重の桜」の新島襄の最期の回を再視聴。
……盛大な葬儀と賞賛に、尚之助さまが不憫だったことが思い出されて悲しい。
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