[No.159] 2006/09/08 (Fri) 00:58
あなたの人生を私にください
『ハチクロ』の第10巻
が緊急発売されました。
パステルな表紙の中央には観覧車が!
はぐちゃんは、絵を描き作品をつくる右手の神経を損傷し、
それでも、「描く」ことを諦めませんでした。
それが「生きる」ということだから。
真山が言うように、はぐちゃんは森田さんを好きだったのでしょう。
でも、二人が結ばれることは互いの「才能」を生かすことにならない。
はぐちゃんが選んだのは、修ちゃん先生でした。
小さなころから見守り、手をさしのべてくれた修ちゃん。
私たちの思う恋とはちょっと異なる結びつきではあるけれど、
「開けたい箱」を全部開けるために、一緒に闘ってくれる人は、
はぐちゃんにとって、庇護者であり、指導者である修ちゃんしかいない。
あのね お願いがあるの
修ちゃんの人生を私にください
ごめんね 返せるかもわかんないのに こんな事 言って
でも でも… 私 描きたいの ずっと
だから 一緒にいて 最後の最後まで
いいよ…… 返さなくていいよ 全部やるよ
(羽海野チカ『ハチミツとクローバー』10)
はぐちゃん、これって逆プロポーズよね?
はぐちゃんのリハビリのために、大学を休職した修ちゃん。
「学校の亡霊」のように、過去の記憶の中に生きてきた修ちゃんが、
ようやくそこから解放されて、新しい人生に踏み出す。
はぐちゃんの「描きたい」思いが、修ちゃんを本当に、
原田の死という呪縛から「卒業」させるわけです。
はぐちゃんを支え、救うことが、修ちゃん自身を「生かす」こと。
竹本くん、はぐちゃんの「卒業」と、修ちゃんの遅延された「卒業」。
彼らの新しいスタートが重なった、ラストの春でした。
あなたの人生を私にください……究極の愛の告白だと思います。
全部やるよ……至上の愛の体現だと思います。
が緊急発売されました。パステルな表紙の中央には観覧車が!
![]() | ハチミツとクローバー 10 (10) 羽海野 チカ (2006/09/08) 集英社 この商品の詳細を見る |
はぐちゃんは、絵を描き作品をつくる右手の神経を損傷し、
それでも、「描く」ことを諦めませんでした。
それが「生きる」ということだから。
真山が言うように、はぐちゃんは森田さんを好きだったのでしょう。
でも、二人が結ばれることは互いの「才能」を生かすことにならない。
はぐちゃんが選んだのは、修ちゃん先生でした。
小さなころから見守り、手をさしのべてくれた修ちゃん。
私たちの思う恋とはちょっと異なる結びつきではあるけれど、
「開けたい箱」を全部開けるために、一緒に闘ってくれる人は、
はぐちゃんにとって、庇護者であり、指導者である修ちゃんしかいない。
あのね お願いがあるの
修ちゃんの人生を私にください
ごめんね 返せるかもわかんないのに こんな事 言って
でも でも… 私 描きたいの ずっと
だから 一緒にいて 最後の最後まで
いいよ…… 返さなくていいよ 全部やるよ
(羽海野チカ『ハチミツとクローバー』10)
はぐちゃん、これって逆プロポーズよね?
はぐちゃんのリハビリのために、大学を休職した修ちゃん。
「学校の亡霊」のように、過去の記憶の中に生きてきた修ちゃんが、
ようやくそこから解放されて、新しい人生に踏み出す。
はぐちゃんの「描きたい」思いが、修ちゃんを本当に、
原田の死という呪縛から「卒業」させるわけです。
はぐちゃんを支え、救うことが、修ちゃん自身を「生かす」こと。
竹本くん、はぐちゃんの「卒業」と、修ちゃんの遅延された「卒業」。
彼らの新しいスタートが重なった、ラストの春でした。
あなたの人生を私にください……究極の愛の告白だと思います。
全部やるよ……至上の愛の体現だと思います。





コメント
こちらの記事を拝見して、思わず泣きそうになってしまいました。
この10巻が発売された当時、修ちゃんとはぐが結ばれたことは、なるべくしてなったことと納得はできたものの、私の少ない人生経験では、やはり少し疑問が残っていました。
でも、こちらを読ませていただいて、今やっとこの作品を消化することができた気がします。ありがとうございます。もう一度読み直してみたいと思います。
ところで、他の記事もざっと読ませていただきましたが、ももさんは古典文学を専門にされているのでしょうか。
実は私、今卒業論文で古典文学を扱っていまして、高すぎる壁にやる気を失い気味だったのですが、また頑張ろうと思えてきました。こちらの方でも、お礼を言わせていただきます。
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