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ベテランの逆転

グランプリシリーズ第3戦、中国大会は、ベテランの実力を改めて思い知る試合でした。

女子シングルを制したのは、アメリカ大会2位のカロリーナ・コストナー。
いわゆる「自爆癖」があった彼女ですが、今季は出だしからミスが少なくて、期待させます。
フランス大会にも出場予定ですが、これで早くもファイナル進出を決めました。
カロリーナ・コストナー、そろそろ世界チャンピオンになってほしい。
今日の滑走順で見ていると、スピードがあって美しい滑りが際立っていたと思います。
2位は、カナダ大会5位から復調した長洲未来、今日は次々にジャンプを成功。
FPは、ローリー・ニコル振り付けの「スパルタクス」です。
村上佳菜子が苦手ながら挑戦中の3ループ、長洲未来は高さもあってきれい、と感じました。

 01、カロリーナ・コストナー(イタリア)…182.14
 02、長洲未来(アメリカ)…173.22
 03、アデリナ・ソトニコワ(ロシア)…159.95
 04、張可欣(中国)…153.32
 05、クリスティーナ・ガオ(アメリカ)…152.48
 06、村上佳菜子…150.20
 07、クセニア・マカロワ(ロシア)…143.47
 08、耿冰娃(中国)…142.09
 09、ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)…133.86
 10、朱秋穎(中国)…108.57

SP4位と出遅れていた村上佳菜子は、FSでは転倒もあって、精彩を欠いて総合6位。
FPは、マリーナ・ズエワ振り付けの「バイオリン協奏曲」です。
プログラムじたいは良質なので、ジャンプが決まれば、もっと印象が変わるでしょう。
背が伸びたり、スケート靴が合わなかったりする中の、ループ挑戦。
もうじき17歳、難しい年頃に苛酷なチャレンジかな、と思いますが、頑張ってほしい。
ここでの苦労や挫折が、いつか役に立つ、実るときが来る。
張可欣が大健闘の4位は驚き、中国は全体的に躍進してきつつあるなという印象。

さて、男子シングルは、ベテランの逆転によって、波乱が起きました。
昨日の段階では、まさか、このような展開になるとは、少なくとも私は予想できなかった。
若手の勢い、4回転のパワーで、このままいくのかなと漠然と思っていたのです。
ところが、現実はそう甘くない、それだけで勝てるような競技ではなかった、ということです。
コストナーもそうですが、アボットも織田信成も、ベストでなくてもまとめるところ。

SP4位の織田信成は、今日も4回転は回避し、転倒が1度ありました。
FPの「シェルブールの雨傘」、大人の運命の恋を演じるには、まだ鍛錬が必要か……。
しかしながら、転倒以外に大きなミスがなく、逆転で表彰台。
ジェレミー・アボットも、4回転は転倒したものの、逆転で優勝を引き寄せる演技。
若手の自爆があったとはいえ、ベテラン2人が意地を見せました。

 01、ジェレミー・アボット(アメリカ)…228.49
 02、織田信成…227.11
 03、宋楠(中国)…226.75
 04、羽生結弦…226.53
 05、アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)…222.54
 06、リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ)…205.27
 07、ケヴィン・レイノルズ(カナダ)…204.41
 08、呉家亮(中国)…182.49

表彰台を意識もしたか、羽生結弦は、4回転はきれいに決めたのに、ミスを連発。
昨季同様、スタミナ切れを克服しなければならない、課題も見出せました。
彼は線が細いので、軸のきれいな、美しい4回転は、ほんとうにすばらしいだけに……。
それでも、気迫のこもった「ロミオとジュリエット」は、圧巻でした。
SP首位のアルトゥール・ガチンスキーも、失敗が続いて、優勝を場がして5位。

来週の第4戦、NHK杯は、高橋大輔、小塚崇彦、町田樹、
浅田真央、鈴木明子、石川翔子、高橋成美&マーヴィン・トラン組らが出場します。

国内では、山梨で東日本選手権、京都で西日本選手権が開催中です。
東日本選手権の女子シングルSP、連盟のサイトにまだアップされていませんが、
今井遥がトップ、村主章枝が全ジャンプを失敗して11位という情報がありますが、本当?
西日本選手権、男子シングルは、SP首位の無良崇人が優勝。
女子SPは、國分紫苑が1位、村元小月が2位。