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『おちくぼ』(4)

遅ればせながら、山内直美『おちくぼ』第4巻(白泉社、2017年)を読了。
継母が姫君の部屋に乱入、という波乱のスタート。
縫い物の仕事が進んでいないことに怒られつつ、少将の文のことでないと安堵。
几帳の後ろに隠れていた少将は、無礼で乱暴な継母の態度に激怒する。
そして、実父までもが「落窪の君」を叱るのを聞いて驚く。

 ……わたくしが 「落窪の君」などと呼ばれて蔑まれていることが
 少将さまに知られてしまった…
 実のお父さまからも軽んじられている様子をご覧になって
 少将さまはどんなに呆れられたことでしょう
 このまま はかなくなってしまえたらよいのに…!

少将は、それほどに嘆く姫君に「わたしにあなたをお守りさせてください」。

 あなたはそのように貶められていいような方ではありませんよ!

継母が名付け、実父までもが蔑んでよぶ「落窪の君」という呼称を否定する。
継母から遣わされた、監視役の手伝いである少納言は、姫君に同情。
継母の娘、三の君に続いて四の君にも縁談があり、相手は少将だと告げる。
また隠れていた少将は、断わったはずだと焦ってしまう。
少納言は、姫君も交野の少将と結婚すればいい、と提案する。

 わたしの従姉妹が交野の少将さまにお仕えしていて
 お会いした折りに このお邸の姫さま方のことをお尋ねになられたので
 姫さまのこともお話ししたところ
   継母にいじめられている美しく高貴な姫か
   ぜひわたしがお世話などしたいものだ
 と おっしゃられて お文の取り次ぎを頼まれておりましたの
 もちろん姫さまのご意向を伺ってからとお返事いたしましたよ

少納言曰く、交野の少将は「右近少将さまにも劣らぬお方」であるらしい。
少将が言うにも、「毎回 宮中の『抱かれたい男』上位にランクイン」。
しかし、大変な色好みであるというのは、さすがに「交野の少将」というところ。
少将は、自分の誠実さをわかってほしいと裁縫を手伝う。
その様子を見てしまった、継母は……。

 落窪に通う相手は 帯刀の惟成だと思っていたのに
 帯刀どころか 三の君の婿の蔵人の少将にも劣らぬ身分のようじゃないか…

策略を巡らす継母は、姫君を不幸にするために良い手を思いつく。
一方、姫君を「落窪」から救い出すことを誓い、少将は(笛を残して)帰宅。

 大切な人たちの言葉に耳を傾けもせず 自分を卑下していたなんて
 わたくしはなんとひねた心を持つようになってしまったのか…!

実母の愛情を思い出した姫君は、少将の求婚を受けようと思う。
自分の思いが姫君に届いたことが、あこきも嬉しい。
また、継母は、好き者の伯父である典薬助を誘い出し……。
姫君が帯刀の惟成と通じていたとして、姫君を連れて行ってしまう。
父の中納言にも信じてもらえず、美しい衣装を取られ、閉じ込められた姫君。
どこに閉じ込められたのかもわからない、少将やあこきのところに、
三郎君が泣きじゃくってやってきて、突破口が。
しかし、あこきは、典薬助から北の方の企みを知り、驚愕。

 北の方が落窪の君をわしにくださると言ったのだ
 わしは あまえの姫の婿君になるのだぞ? さあ敬え

三郎君の活躍で少将の文を読み、針で紙に穴をあけて和歌を認める姫君。
継母はそこに典薬助を招き入れ、姫君は抵抗を誓うけれど?
今回は、自分が幸せだと寛容になれる、と少将が言っていたのが印象的でした。

Tag:少女漫画 

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