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お島=矢嶋楫子の逗留

徳冨蘆花「黒い眼と茶色の目」、又雄=時雄の母は病床にありました。

 叔母さんはまだ中々起き上る様にはならなかつたが、
 それでも疊の目の一つづゝ撚(より)がほぐれて來る様であつた。
 お霜さんの阿母、昨年出來た基督敎婦人矯風會々頭を兼ねた
 東京の女學院長のお島叔母さんが矯風會の用で北陸へ行く途中、
 姉さんの病氣見舞に寄つて、能勢の叔母さんを喜ばした。
 謹み深く萬事控へ目の姉さんと違つて、
 寸分のタルミもなく意地の勝つた戰闘好きの此妹の叔母さんから、
 敬二は去年の暮東京に引越した父母の息災なたよりを聞いた。
 お島叔母さんは三日ばかり逗留し、敬二や次平さんを連れ、
 お節ちやんを抱いて寫眞を撮つたりした。
 (『徳冨蘆花集 第11巻』日本図書センター、1999年)

日本基督教婦人矯風会の会頭である、お島叔母さん=矢嶋楫子が、
北陸への旅の途中に、妹である能勢ちせ子=横井津世子を見舞ったのだとか。
姉の能勢ちせ子=横井津世子が、「謹み深く萬事控へ目」であるのに対し、
妹のお島=矢嶋楫子は、「寸分のタルミもなく意地の勝つた戰闘好き」とあって、
後々の関係性から言っても、甥の叔母に対する嫌悪感も垣間見えます。
お稲=(山本)みねの遺児、お節ちゃん=悦子を抱いて写真を撮った矢嶋楫子は、
この逗留の間に、新島襄や八重にも会う機会はあったのでしょうか。
出発の日には、壽代=(山本)久栄も顔を見せました。
もしお稲=みねが生きていれば、矯風会の京都支部を任せたかも?

Tag:山本久栄 

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