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勝枝=安栄は鈴木彦馬と結婚

徳冨蘆花「黒い眼と茶色の目」、黑田のおくら=窪田うらの孫であるという、
敬二=徳冨蘆花に縁談も持ち込まれた勝枝とは、窪田安栄であるにちがいない。
本井康博『八重さん、お乗りになりますか』(思文閣出版、2012年)において、
この新島八重の姉をめぐる家族構成について、解明されています。

 東京講座(同志社東京オフィス)の参加者のひとりから、
 山本家の系図をいただきました。
 長女の名前は、やはり「うら」(漢字では窪田浦)でした。
 もうひとりの「うら」(覚馬の先妻)は、「宇良」とあります。
 それに、浦の夫が、窪田仲八であることも、推測通りでした。
 ただし、長女(浦)の誕生の方が、長男(覚馬)よりも先でした。
 浦には、同じ京都に娘がいます。
 『黒い眼と茶色の目』(二七頁)では、「おきさ」(仮名)と言う「年増」の女性で、
 「裁縫(しごと)」で横井家に通っている、とあります。
 ならば、本名は「窪田伊佐」でしょうね。
 八重に宛てた新島の手紙にも「久保田おイサ様」と出てきます(③四六六)。
 伊佐が浦の娘なら、浦の孫、安栄と信保は伊佐の子どもです。

何と手に入れた系図から、山本権八と佐久の長女は「浦」であると判明し、
その娘が「伊佐」であり、孫が「安栄」である、とわかったのです。
それが、小説における勝枝のモデルであろうと思われます。

 長女以外の新発見もありました。
 以前、取り上げた鈴木彦馬(『ハンサムに生きる』一六六頁。
 『元祖リベラリスト』一九九頁)という会津出身学生が、
 浦・仲八夫妻の孫(吉岡安栄)と結婚していました。
 資料を下さった受講生は、この彦馬の曾孫だそうです。
 八重とは縁続きになります。
 これまた、びっくりです。
 『日本の元気印・新島八重』(五一頁)の同志社会津関係者の
 集合写真で言えば、前列左端が安栄(同志社女学校生徒)、
 中列右から三人目が彦馬(同志社普通学校学生)です。
 『黒い眼と茶色の目』の「勝枝」(女学校一年生)が、この安枝でした。
 蘆花は、八重の姉(うら)から盛んに
 孫娘(安栄)を嫁に貰わないかと、もちかけられていましたね。
 恋人の久栄から見れば、身内(一族)のライバルでした。
 (本井康博『八重さん、お乗りになりますか』思文閣出版、2012年)
 
『同志社女学校期報』の索引にも、「鈴木安枝」が見出されます。
新島八重は、留守居を任せるほど、会津出身の鈴木彦馬を信頼していました。
そうした人と新島八重の姪が結婚していた、ということになります。
http://whiteplum.blog61.fc2.com/blog-entry-4396.html

余談
再放送、総合テレビで放送された「弟の夫」、やはり素晴らしい。
弥一が「マイクは弟の夫です」とはじめて言えたのが、学校の先生というのは、
規範や常識の象徴みたいな相手であるからこその設定、なのかな。
最後、カナダに帰国し、また訪れるマイクの姿に、
エストニアに戻って次のステージに向かう把瑠都さんが、重なりました。

Tag:山本久栄 

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