手紙を封を開けた次平=土平

徳冨蘆花「黒い眼と茶色の目」、手紙の中身は決して読まないという約束で、
敬二=徳冨蘆花は、次平=土平に「文使」を頼んだのでしたが……。

 あくる日は、第三期始業の日である。
 各敎塲の顏寄せが濟むで、門前に出て居ると、次平さんが來て、
 敬二を今出川御門の方に引張つて往つて、桂宮の練塀の横手で、
 桃色の厚い封筒を敬二に渡した。
 女學校に往つて取つて來た、と云ふ。
 敬二はあらずもがなに思ふた。
 手にとると封が披(ひら)いてある。
 『讀うだな』
 『なンの、ちいつと見たばつかりたい』
 敬二は少し離れて、壽代さんの最初の手紙を披いた。
 (『徳冨蘆花集 第11巻』日本図書センター、1999年)

次平=土平は、壽代=久栄からの「桃色の厚い封筒」を開いていた。
少しだけ見ただけだ、と言っていますが、ということは、
約束したにもかかわらず、敬二=徳冨蘆花の手紙を読んだのでしょうか。

Tag:山本久栄 

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