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降っても晴れても

品格ブーム

本日、4月18日の「朝日新聞」朝刊に、興味深い記事がありました。
「もっと知りたい!」のコーナーの、「女性はなぜ『品格』を磨く」。
昨年あたりから続く、「品格ブーム」に対する疑問です。
坂東真理子さんの『女性の品格』(PHP新書)の売れ行きは好調で、
マナー講座は盛況、女性たちは何を求めて「品格」を磨くのか。

ジャーナリストの速水由紀子さんのコメントによると、
「現代女性のあこがれの理想の女性は、美しく、
お金持ちで生活を優雅に楽しみ、しかも既婚で男性に愛されている女性」。
つまり、女たちの「戦い」に参戦する必要もなく、下位女性の雲の上に。
戦わずして、ほかの女性たちの上位に、当然いるという感じ。
どの角度から見ても、「余裕」でいられる特権的立場です。

なぜ、「女性」の「品格」がこれだけブームになるのか、といえば、
男女平等を押し進めてきた、教育現場に問題があったとも思えます。
極端な学校では、男の子にも女の子にも「さん」付けで呼び、
お雛祭りや端午の節句は「性差別」なので、行事はなし。
運動会の騎馬戦も男女混合(!)という、「平等」が強調されてきました。
そこでは、いわゆる「女らしさ」みたいなものは求められないし、
そういう環境の中では、必要ではないから、育まれもしなかったわけです。
むしろ、男性と同じように働き、能力を身につけ、発揮することが求められた。
その反動で、「女らしくあるべきではないか、女らしくありたい」と、
女性たちが自問自答していって、「女らしさ」を奪い返そうとしているのかも。

昭和女子大のアンケートで、昨年の新入生が選んだ「品格ある女性」は、
1位が美智子皇后、2位は松嶋菜々子、3位が雅子さま、4位に吉永小百合。
美智子さまや雅子さまのお名前があがるのは当然として、
なるほど、という感じがするのは、松嶋菜々子と吉永小百合。
確かに、美しく、エレガントだし、語り口も穏やかできちんとした言葉づかい。
また、みんながあこがれるけれど、決して(いい意味で)個性的ではありません。
突出した特徴はなくても、万人に好かれる上品さはシンプルで、強い。

コメント

板東先生のお立場はいわば「肩肘張らないジェンダーフリー」ですよ。皇后陛下と皇太子妃殿下を差し置いて、まず女優をあげつらう俗物ぶりは措くとして、吉永小百合と松嶋菜々子を同列に扱う姿勢に無知を見ますね。こういう人が「品格」を云々するのだから結構な時代なわけだ。

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